ようこそ!ゲスト さん

左官の材料・骨材

材料・骨材に関する用語

材料・骨材の用語集について。

左官の仕上がりは、職人の腕だけでなく、どんな材料をどう組み合わせるかで大きく変わります。セメントや石灰、珪藻土といった結合材に加え、・軽量骨材・色粉・繊維などの骨材や添加材の選び方次第で、強度・ひび割れの出やすさ・調湿性・肌触り・見た目の表情が変化します。

このページでは、モルタルや塗り壁材を構成する主な材料・骨材に関する用語を整理し、「何のために入っているのか」「入れ方・配合が仕上がりにどう影響するのか」がイメージしやすいようにまとめていきます。単なる成分表としてではなく、仕上げ工法やトラブル事例とのつながりも意識しながら、「材料を変えると何が変わるのか」を理解するための入り口にしてもらう狙いです。

施主にとっては、「自然素材らしさ」「メンテナンス性」「コスト」のバランスを考えるヒントに。設計者や職人にとっては、「この性能を出したいなら、どんな材料・骨材を選ぶべきか」を検討する際の基礎情報として、この材料・骨材の用語集を活用してください。

材料・骨材の用語一覧

アスファルトシングルは屋根材 イメージ

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス繊維基材にアスファルトを含浸させ、表面に鉱物粒を付着させた屋根材。軽量で施工が容易なのが特徴。

大谷石のイメージ

大谷石

大谷町(栃木)で採れる軽石凝灰岩の一種。奈良時代の741年に寺の土台石として使われた。加工しやすく、建築や土木に広く利用されてきた。

ガラス骨材のイメージ

ガラス骨材

ガラス骨材(がらすこつざい/Glass Aggregate)とは?

ガラス骨材とは、廃ガラスや板ガラスなどを破砕・粒状化した人工骨材のことです。
英語では Glass Aggregate と表記されます。左官分野では、モルタルや樹脂系仕上げ材に混合し、意匠性(光沢・反射・透明感)を付与する装飾用骨材として用いられます。

ガルバリウム外壁 ドア 勝手口

ガルバリウム

「亜鉛」「アルミ」「シリコン」を組み合わせた合金のことを指す。鋼板として屋根・外壁材に使用されている。

寒水石のイメージ

寒水石

;かんすいせき
茨城県で採れる白色の大理石、石灰石のこと。建築に関しては、砕石し粒の大きさごとに分けて、塗装のリシン吹付の骨材として塗料に混ぜて多く使われている。

黄漆喰のイメージ

黄漆喰

漆喰に黄土などの鉱物系顔料を加えて黄味の意匠に仕上げる石灰系左官材。基材は石灰で、下地に応じて下塗り、中塗りを経て上塗りで色味と鏝肌を整える。

モルタル等を補強する為のメッシュ素材

グラスファイバーメッシュ

グラスファイバーメッシュは、ガラス繊維を編み込んで作られた補強材で、塗り壁や外断熱工法のクラック防止に用いられる。

黒漆喰のイメージ 施工が難しく、白華が目立つため、近年ではまれになった

黒漆喰

消石灰に煤(松煙)を混ぜ黒色化した漆喰。蔵や町家外装に用い、艶のある鏝押さえが特徴。

珪砂のイメージ画像2

珪砂

石英と呼ばれる二酸化ケイ素が主成分の鉱物からできている。耐熱性や耐火性に優れていて、左官用の骨材として 砂壁土壁 に使用されている。

珪藻土の施工例イメージ

珪藻土

珪藻(ケイソウ)土は、海藻の一種の珪藻を原料にし、様々な用途で使われ内装材としても用いられる。

軽量モルタルのイメージ

軽量モルタル

セメントと軽量骨材を原料にして水と混ぜ合わせた塗り壁材。保温、断熱、防結露性に優れている。

抗火石のイメージ

抗火石

伊豆七島の新島で採れる軽石質の流紋岩。火に強く断熱性に優れた天然の軽石状岩石で、主に火山活動によって生成される。古くから炉・煙突・防火壁などの耐火部材として利用されてきた。

骨材のイメージ、強度やテクスチャーに影響を与える

骨材

モルタルや塗り壁に混ぜる砂利類。強度や模様を生む。

コンクリート

骨材とセメントで構成される材料、外壁や道路などに使用される。

細骨材のイメージ、コンクリートやモルタルに使用される

細骨材

細骨材とは、コンクリートやモルタルに使用される粒径5mm以下の砂などの材料を指す。骨材の一種で、強度や施工性に影響する。

サイディングのイメージ

サイディング

建物の外壁に使用するパネル形状の外壁材のこと。材質は、セメントや金属が主流。

磁器質タイル

石英、長石、粘土などを混ぜたものを1300℃前後で焼いたもの。吸水率が3%以下と吸水性がほとんどなく外壁、内装の水回り、床など広い範囲で使用される。

樹脂モルタルのイメージ

樹脂モルタル

セメント系モルタルに合成樹脂(ポリマー)を混和・改質した左官材料を指します。樹脂の働きにより、付着力・曲げ強度・耐水性・耐摩耗性などが向上し、一般的なセメントモルタルでは対応しにくい部位や条件で使用されます。

シーラーを塗布するイメージ

シーラー

シーラーとは、下地の吸水調整と上塗り材の密着性向上を目的として、仕上げ前に塗布する下地調整材。

内外装で使用する仕上げ材のイメージ

仕上げ材

建築物の表面に用いる最終的な被覆材。素材保護と意匠性を両立させる目的で施工される。

自然素材のイメージ、左官では様々な自然素材を扱う

自然素材

自然素材とは? 「自然素材(しぜんそざい/Natural materials)」とは、化学合成を主とせず、木・土・石・紙・植物系オイルなど天然由来の原料を生かした建材の総称。左官では、漆喰・土壁・珪藻土・石灰クリーム、仕

下地調整材のイメージ 丁寧に塗ると出来栄えが違う

下地調整材

下地調整剤とは、塗装や仕上げ材を施工する前に下地の吸水ムラや密着性を整えるために塗布する材料のことです。モルタルコンクリート、ボード面などの表面に塗布して、仕上げの剥離や浮きを防ぎます。

ラフ塗り 塗りっぱなし

漆喰

消石灰に、骨材スサ、海藻糊を加えて水で練った建築資材。建物の内装外装に昔から使われている。

消石灰

水酸化カルシウムを主成分とする白色の粉体。 漆喰やモルタルの主材料として左官に不可欠な素材。

book, hardcover, text

白河石

福島県白河市で採れる耐久性、耐火性に優れている安山岩。

スサのイメージ

スサ

左官材料に微細な繊維を混ぜ込んで割れを抑え、靭性と作業性を高めるための添加材。

砂のイメージ画像

砂とは粒の大きさが0.075㎜から2㎜の粒子のこと。建築資材としては、モルタル やコンクリート などに細骨材として使われている。

スライスレンガのイメージ

スライスレンガ

スライスレンガとは、通常のレンガを薄く切り出した薄型の仕上げ材である。
軽量で下地への負担が少なく、レンガ特有の質感を活かしながら外装・内装に用いられる。

石灰の建物のイメージ画像

石灰

炭酸カルシウム(石灰石)を焼成して得る《生石灰》、それに水和した《消石灰》などの石灰系結合材の総称。左官では《漆喰》などの石灰系《モルタル》の主結合材として用い、空気中のCO₂を吸収して硬化(気硬性)する。

重要な左官用語

特に重要な左官用語を見る

まずはこれだけでOK!重要な用語だけ抑えておいてください。