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大谷石

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大谷石のイメージ

:おおやいし
大谷町(栃木)で採れる軽石凝灰岩の一種。奈良時代の741年に寺の土台石として使われた。加工しやすく、建築や土木に広く利用されてきた。

耐久性、耐震性に優れていることから昔は塀や蔵などに使われるのが一般的でしたが、今では内外装の壁材、床材など身近な所に多く使われている。また、柔らかく加工しやすい為、置物、オブジェなどにも使われる。

大谷石は、約2000万年前の火山活動で堆積した軽石凝灰岩で、緑がかった灰色の色調と独特の風合いを持つ。柔らかく加工性に優れるため、石塀、蔵、土留め、建築の外壁や内装材として多用されてきた。帝国ホテル旧本館(フランク・ロイド・ライト設計)にも使用され、日本の近代建築史においても重要な石材の一つとされる。一方で吸水性が高く風化や劣化が生じやすいため、適切なメンテナンスや保護処理が必要である。近年は耐震性や意匠性を活かし、住宅や店舗の仕上げ材としても再評価されている。

関連用語
石材 凝灰岩 外壁仕上げ 内装材 フランク・ロイド・ライト