
Sto(シュトー)の高い断熱効果

近年、日本の住宅市場でも「外断熱」に対する注目が高まっています。その中でも、世界的に実績のあるSto(シュトー)の外断熱システムは、多くの建築関係者から関心を集めています。特に、弾性樹脂モルタル を活用した外断熱工法は、優れた耐久性と柔軟性を持ち、日本の気候にも適応しやすいと評価されています。 本記事では、株式会社ファンガレージの村上氏へのインタビューをもとに、Sto外断熱の特長、弾性樹脂モルタルの効果、施工費用、さらにはデメリットについて詳しく解説します。

ゲスト講師紹介
村上 洋平(ムラカミ ヨウヘイ)|ファンガレージ代表 左官仕上げ材・珪藻土メーカーで10年間の経験を積んだ後、独立。左官材・塗材の販売会社 「ファンガレージ」 を設立し、国内外の建材に精通する。

Stoの需要 外断熱の歴史的背景
神谷:今回はファンガレージの村上さんへのインタビューです。話題の弾性樹脂モルタルでSto(シュトー)という外断熱の素材があるので色々聞いていきたい。村上さん、自己紹介をお願いします。
村上:株式会社ファンガレージの村上と申します。昔、仕上げ材のメーカーに在籍をしておりまして、独立して最初は内装材メインで扱ってたんですけども、2018年ぐらいから、外断熱のこのStoですね、代理店として扱うようになりまして、今まで続いている。売り上げも段々増えていきまして需要が高まっていると感じています。
村上:僕は断熱、このStoを扱うまでは断熱は本当に無頓着だったんですけども、知れば知るほど扱った方が良いと感じた、世界のトレンドは、むしろ外断熱、それが主流になっているっていう事もあります。
神谷:今回は施工者ではなくて、左官材を客観的な目で見ていただいて、樹脂モルタルの理解を深めたい。また、それぞれの視点で、樹脂モルタルを使った外断熱のことでご意見いただきたいと思います。
神谷:まず外断熱の歴史に関して、どんな認識を村上さんはお持ちなのか。
村上:僕はStoを扱う経緯について、ベースの事をまず話します。1965年だから昔なんですけど、Stoが世界で初めて外断熱システムの販売を開始したと、これは何でかっていうとですね、南極に基地に外断熱して、これはEPS(Expanded Poly-Styrene)を使ってたんですけども、それを当時世界中でも持ち帰った、各国持ち帰って色々調べたら、過去40年間ぐらいですね。断熱材としての性能値が変わってなかった、変化しなかったってことで、トレンドになった。
村上:2003年に日本に代理店が出来ました、Sto japan株式会社っていうのが出来たんですけど、ただ外断熱っていうと日本だと、どちらかとマイナーなので、本当ここ数年やっとよく耳にするようになってきたかな、って感じなんですけども、世界的なことで言うと外で断熱してっていうのは当たり前になってきているので、その辺ちょっと日本の認識とは違うのかなという気はしてます。
神谷:その外断熱には必ず弾性樹脂モルタルは使われるんですか?
村上:ベースコートとしては必ず使います。ただベースコートはたくさんStoにもあって、断熱材によってベースコート使い分けてるとか、あとは下地の状況によって使い分けてるっていうのがある。いわゆる樹脂モルタルもありますけど。、モルタル や セメント が入ってないベースコート、セメントフリーなものもあります。圧倒的に強度が必要なところにはセメント全く入ってないペースコートにするという物まであります。
神谷:先ほどEPSというお話がありました。断熱剤で簡単に分かりやすく話すと発泡スチロールみたいなものですね。
村上:分かりやすく言うとそうです。
神谷:ただの発泡スチロールと何が違うのか?
村上:正式なこと言うとビーズ法ポリスチレンフォームっていう名前なんですけど、発泡スチロールと違うのは発泡スチロールは燃えちゃうんですけども、このEPSは自己消化性といって燃えない。
神谷:ただ溶けるだけ、灰になるだけ溶けるだけっていう事。
村上:そう。ただ溶けていくっていうのが特徴なので、なので建築材として使っても安全。
神谷:それじゃあEPSに塗るモルタルが防火剤になってるってことですかね。
村上:EPS自体がもう燃えないんですよ、もちろんベースコートとか仕上げ剤とかも含めれば、当然火に対して強くなるんですけど、ただ熱にはどうしても弱いので、表面は残ってたとしてもベースコートとか仕上げ剤とか残ってたとしても、中は溶けちゃってるっていう、もし火事とかにあった場合ですね。
神谷:なるほど分かりました。ベースコート、日本で言えば弾性樹脂モルタルっていうのは、種類がたくさんあるんですけど。何種類ぐらいあるんですか?
村上:Stoで今日本で流通しているのは5つです。使い分けています環境立地によって。
神谷:塗れる下地は凄く沢山あるということですね。例えばEPSに塗れるものとかもあります。その他特殊なもので塗れるものって何があります?
村上:EPSの他は外断熱材で言うと ロックウール って外断熱充填剤で内装でも使いますけど、中でも使います。それで外で使うロックウールっていうのがあって、あとはちょっと日本ではまだそんなにないですけども、木質繊維の断熱剤って固いやつがあるんですけど、それにもやります。
村上:外断熱として使える断熱剤はロックウールか、あとは木質繊維断熱剤。木質繊維の70ミリぐらいの硬いやつ、それは左官材を塗れるっていう、あと最近ちょっと耳にする ネオマフォーム とか、あれは直接ベースコートとか塗れないんですよね。溶けちゃうので、あれも一応外断熱ってありますけど、外断熱やった場合は左官材やれないので、胴縁やってサイディング貼るとかっていうやり方になる。
神谷:そうですか、やっぱり外断熱のベースモルタルは、いろいろ使い勝手があって、そこはやはり勉強しないとダメなんですね。
村上:そうですね。

断熱で利用できる補助金もある
神谷:続いて、外断熱の弾性樹脂モルタルを使った工事、補助金が国から出るっていうことを聞きました。
村上:補助金が断熱改修に関してはEPSで断熱するっていうこと、もちろん補助金出るんですけど、サッシを変えるとか、それよりも断熱ですよね、断熱改修に関しては補助金が出るので、例えばただ塗り替えとかやるんだったら壁全体、断熱改修した方が補助金も出るのでお得ですし、下手したら今の新築以上の断熱っていうのが効果がある。折角改修をやられるんでしたら、そこまでやった方が良い。国の方針として充填断熱をつかった今までの断熱から外断熱に徐々に変わっていくという事。
神谷:断熱改修の場合、申請すれば補助金が最高3割でしたっけ?
村上:そうですね
神谷:申請っていうのはどうです?どの業者でもできるんですか?
村上:なかなか大変みたいです、僕の知ってる工務店もご自身でやられる方やった方いらっしゃいます。まあ一回経験すれば何て事無いんでしょうけども、結構テクニカルな部分があるので、外注されることも多いんじゃないでしょうか。
神谷:それでは外断熱で、重要なポイントとしてあげれるとしたら、何でしょう?
村上:特にStoに特化していえば、外断熱いろいろ下地材があるんですけど、それによってベースコート、樹脂モルタルをそれぞれ環境下地によって選べる。基本的に半地中に埋まっているようなところでも断熱工事できますし、まあいろんなところでベースコートを選ぶ事で、いろんな環境にできる。ベースコート、eps、仕上げ材まで、結構いろんなデータが公表できる。一番大事な透湿抵抗値、それによっていわゆる外断熱って、基本的に通気層をつけないんですよ。通気層を付けないので、日本の場合は通気文化なので、大丈夫って言われることあるんですけど、Stoの場合は全部の部材で透湿抵抗値公表している。湿気が要するに内から外に逃げる仕組みになってるんです。面全体で硬化してるんで通気層はいらない。
神谷:なるほど。樹脂モルタルも透湿するんですか?
村上:します。ただStoは一貫してやってるので、ベースコートの透出抵抗値はこれ、仕上げ材の透出抵抗値はこれです。っていう風に決めてるんですね。なので全部変えてるので同じ透湿抵抗値じゃなくて、一貫してるんで、内から外って可能なんですけど、この前、北海道に研修行ってきて、北海道のある会社のRC造の事務所でEPS張って、ベースコートは、Stoじゃないんですけど、他のメーカーさんの仕上げ材をやってたんですが、膨れてましたね、やっぱり。
神谷:やっぱり透湿ができないから、壁面で水が溜まったりとか、空気が溜まったりしますよね。
村上:透湿は多分どのメーカーさんもしないとは言わないと思うんですけど、要するにバランスの問題で結構膨れてたなっていうのがあるんで、Stoはそういうの膨れることってないので、全部数値で公表できてるので。僕はそれが当たり前だと思ってたんですけど他のメーカーさんの扱う業者さんと知り合って、いろいろ話聞くと透湿抵抗値まで全部公表してるのはStoだけですよっていうのを教えてくれた人がいた。そういう意味で安心っていうか、特徴的かなと思います。
神谷:分かりました、ポイントとして次は何がありますか?
村上:あとはやっぱり外断熱は、日本で一番、世界的な実績もあるし、木造 と RC造 だとやっぱりRCは難しいので、その辺の実績があるところが大きい。
神谷:実績も大事だが、選ぶには価格もあると思うんですが、価格はやっぱり安くはないっていうことですね。
村上:一見安くはないんですけども、例えば2025年から、断熱等級レベル の4が必須になっちゃうんです。それをクリアしないと家を建てられないんで。どういう風にしたら断熱をやるかっていう工務店も大変なところがあるんですけど、外断熱っていうのは、ただの下地材だけじゃないので、やれば断熱としても機能するので、外断熱をやって湿式をやると断熱等級の6とかは結構簡単にクリアできるので。
神谷:なるほど、一見コストが高いようだけども、でも実はそんなことはないっていう。
村上:その意味で弾性樹脂モルタルっていうのは、外断熱が必ず必要だからですね。今後いろんなところで施工されることが増えるかもしれないです。
神谷:あと施工の品質とか、施工体制も選ぶポイントの中に入ってくると思いますけど。
村上:そうですね、幸いなことに職人さんとの繋がりがあります。安くやってる職人さんとの繋がりは、僕はあんまり無くて、適正料金でちゃんと仕事してくれる職人さんとつながりが多いので僕の紹介した職人さんは、失敗が無いとは言わないですけども、只、いわゆる他のメーカーさんだと、やっぱり仕事取りたいがために、材工を極端に安い金額で請け負ったり、そうすると、やっぱりどこかで職人さんも、それなりに工数省いたりとか、急いでやらないといけないっていう状況があったりとか、すると思うんで、そういう要するに安かろう悪かろうじゃないですけど、やっぱり外壁だと結構その辺が後々とか、結構時間経たなくても目に見えて出てきてしまうっていうところがある。やはり安い業者さんはそんなに良くないっていうのも正直なところ。
神谷:適正金額で新築の場合でどれぐらいを見とけばいいんでしょう?
村上:金額的に例えば、EPSから左官材まで含めて愛知県、東海あたりだと送料込みで
だいたい材工で12,500円とか13,000円ぐらいじゃないかなと思います。
神谷:これは新築ということですね
村上:そうですねEPSも厚み50ミリっていう比較的標準的な厚さで、東海地域の相場っていうのは、大体、左官材は4000円ぐらいで、僕は職人さんにお願いしています。
神谷:平米あたり?
村上:そう左官の工賃は要するに、単純にベースコート2000円の仕上げ材2000円で、なので4000円で大体全国どこでも、それを言っとけば、悪い仕事じゃないって言っていただけるので、あとは当然工務店さんによって、毎月1棟あるところもあれば、計上が簡単なところもあれば複雑なところもあるので、左官材に関しては4000円っていう感じ、それだと良い仕事ができるって言っていただけるので、その金額で設定をしている材料費別で。
神谷:左官屋さんの工賃ということで考えていいですね。
村上:そうです。左官屋さんの手間賃で4000円ですね。
神谷:それプラス、例えば交通費とか廃材処理とかいろいろなものが掛かる。
村上:それは経費費別で僕は4000円からと言ってるんで。平米で材工12,500円からであとは相談します。
神谷:ユーザーさんへのアドバイスを、良くない業者とかリスクとかデメリットとか。
村上:それはもうやっぱり工事費が安いってのは、ちょっと良くないですよね。あまり極端に安いのが良くないそれはもう全然良くない、あとは単純にEPSの厚み。厚みが未だに25ミリとかでやってるところは普通にあるので、25ミリをやる価値はあるのかどうか、と言うとなくはないですけど、やる工事は同じなので、普通に40ミリとか50ミリやった方が全然いいですっていう、まあ、ちょっとでも安く見せたいんだったら25ミリていいですけど、やっぱり25ミリだと薄いんで、たわむんですよね。左官のベースコートとか仕上げるのに、その高さって相当難しいので、見た目の調整も大変なことになるし、EPSを最低40~50ぐらいから設定していただいている
神谷:弾性樹脂モルタルで外断熱する場合は、弾性樹脂モルタルを塗れば表面は変わりませんけど断熱のEPSの厚みが、最低40ですね、それをユーザーさんは確認されたら良いという事ですね。
村上:そうですね。
神谷:わかりました。他に伝えたい事はありますか?
村上:僕なんかStoを扱ってと思うのは安心感なんですよね、数値が全部出てますし、なので他のメーカーさんというかさっき言ったベースコートにしても、ベースコートの仕上げ材の相性が良くなかったりとか、なんやかんや言ってベースコートが剥離っていうか
村上:膨れてきちゃってるとか、結構最近出て新しくやりましたってメーカーさんでそういうのことあるんですけど、やっぱりその透湿抵抗値ってところまで、多分念頭に入れないで生産しちゃってるリリースしちゃってるんじゃないのかなっていうところがあるので。
村上:あとまあ、Stoの場合は日本国内だけじゃなくて、ヨーロッパとか北米だけじゃなくて、全世界に流通があるので、日本よりも環境が厳しい国にも流通している。東南アジア、中東、オセアニア、南米、またアイスランドなど、そのデータを含めての製品作りしてるっていう、その安心感。数字で全部出せるっていうのが、大きい。
神谷:サイディング と樹脂モルタルの話はありますか?
村上:やはりサイディングで樹脂モルタルは結構難しいところがある、樹脂モルタルだったら何でもそこそこくっつくのかなみたいな感じで、思ったりもあったんですけど、結局、Stoジャパンが始めたことではなくて、昔、金沢のメーカーさんで、専用サイディングっていうサイディングとベースコートやって、プライマーやって、仕上げ材って形でやってる、今でもやってるんですけど、ただ工務店さんとかも、同じような感じでこれでも大丈夫でしょ、みたいな感じで貼っちゃってて、でも貼っちゃってるし、いけるのか、いけないかって言ったら、僕は大丈夫とは、ちょっと言えなかったんで、ちょっと実績がない。まあ、でも貼っちゃってるんで、やるしかないって言うんだったんですけど、そのメーカーのサイディングと相性が悪くてですね、使用している樹脂モルタルが悪かったですね。それで、どこからか、ちょっと水が回ったりしていた。
村上:結局サイディングって、ちょっとスルスルしてるんですよね、多分それで食いつきが良くなかったんですけど、それで結構膨れちゃったりとかした事があったので、ちょっと怖いなっていう。あとはベースコートと無機材ですよね、Stoのベースコートの上に カルクウォール とか無機材、その相性がやっぱり悪くて、後々剥離していく、これは実はカルクウォールだけじゃなくて、セニカベ もそうなんですけど、ベースコートと無機材の組み合わせっていうのは良くない。合わないんだなっていう印象がある。だから僕はやってなくて良かったなと思う。
稲熊:外断熱は、うちもたまに頼まれてやるぐらいで、Sto自体はやってないんですけど、撥水性能がすごいんですよね。
村上:仕上げ材はそうですね。
稲熊:あれってちなみに何年ぐらい持つでしょうか?
村上:発水材、まずStoの撥水って トップコート って表面に塗膜を貼って撥水させてるってわけではなくて、表面を物理的にハスの葉と同じような構造にして、表面張力で撥水させてるってのがStoなんですね。その表面張力の撥水の毛羽立ちが大体12~13年ぐらいで、ちょっとヘタってくるんですね。それでちょっと撥水が弱ってくる。
稲熊:それっていうのは回復の方法っていうのはあるんですか?
村上:回復はないです、摩耗されてるんで、どんどん毛羽立ちが悪くなっていってしまってるんで、大体だからメンテナンスは15年から20年ぐらいの間で行う。メンテナンスするときは撥水する塗料がある。その時はもう一回、塗り替えをするよりかは、撥水する塗料の方で対応する。
稲熊:そうすると特別にトップコートを塗らなくても撥水するってことですね。そうすると結構汚れとかもやっぱりつきにくい。
村上:汚れも付きにくいですね、なんで汚れるかっていうと皆さんご存じだと思いますけど、結局水が汚れを引き込むので、結局表面をいかに乾燥させてあげるかっていうか、水をいかに表面に滞留させないか、っていうことが大事だと思うんですよね。なのでStoは撥水機能があるんで、他の素材よりも水を表面に滞留させないっていうか、それで15年ぐらいは撥水を保つというのがあるんですよ。
稲熊:分かりました、ありがとうございます。
間宮:先ほど村上さんの方から、透湿性のお話があったんですけど、 ジョリパット とかでよくあるのが基礎に塗れないかとか、あと 外構 の塀に塗れないかとかいう話が、ちょくちょくあって、結局ああいうところって、下から水を吸うじゃないですか、そういう時にやってやれることは当然ないんですけど、後々に水吸って膨れたり、剥がれたりすることが出てくることがあります。そういう話がたまにあるんですけど、Stoで村上さんやった経験があるとか?
村上:Stoで外構もありますけど、膨らむってことはない。樹脂も入ってますけど、ジョリパットほど入ってないんですよ。樹脂系の素材ほど入ってない、膨れるってことはないんですよね。
間宮:そうなんですね。
村上:例えば北海道なんか、それで結構膨らみやすい環境があるらしいですけど、あと富山も結構多いらしくて、さっき言った樹脂系のものだと膨らんでくるので結構困ってる。Stoは富山でも結構やってますが、膨らんだことはない。
神谷:僕の方から質問で間宮さんの質問に付随して、基礎とか外構なんかだと、土の中に樹脂モルタルが埋まっちゃいますよね。それで水を吸い上げて、やっぱり仕上げ材を取るところで、剥がれたりとか膨れたりとかすると思うんですが、透湿するから仕上げ材が膨れない。あとはベースコートもそんな水を吸い上げないって、そういう認識なんですか?
村上:ベースコートは当然樹脂入ってるんで吸い上げもあれ抑えられると思うんですけど、ちゃんと逃がしてくれるので、ただそれよりもどっちかというと水を吸い上げた時にやっぱりなんていうんですかね、結局ベースコートとかあと表面のトップコートで仕上げ材のところでやっぱり乾燥してる時間が普通の壁よりも時間がなくなってくると後々のそのカビとか
そういう風なことはあるんじゃないのかなっていう気はしてますけど、ただ膨らむことっていうのはないと思いますけど、本当だったら立ち上がりから何センチ以降とかってやってもらったらありがたいですけど、それだとカッコ悪くなると思うので、なかなか現実的ではないんですけど、膨らむとかいうよりかは、カビとかそっちの方をついに吸い上げるみたいな感じになるので、そっちは気になるかな
神谷:ありがとうございます
生田:外断熱とかも全然疎いもんで、興味深く聞かせてもらってたんですけど、樹脂モルタルの話はいろいろまた参考にさせてもらえたらなとは思いました。どうもありがとうございます。
神谷:田口さんは、外断熱の工事でStoは使われたことはありますか?
田口:外断熱は頼まれて、スタイロフォーム の上に樹脂を塗るということはありましたけども、Stoは記憶にはないです。
村上:多分今後、外断熱の問い合わせって皆さん多くなると思うんですよ。何でかというと来年から断熱等級の断熱の義務化になる。例えば、これまで工務店さんは、充填剤でセルロースファイバーやって、仕上げは そとん壁 やってたんですよね。それだと断熱等級でいう熱加入率を超えるのが厳しくなるんですよ。外断熱をやらないとセルロースで充填でやってる人は機能が悪い家ってことになって、数字が出ないで、セルロースだけだと、多分今はまだですけど、来年以降そういうお話がいろんなところから出てくる、耳にすることが多くなるんじゃないかな、というふうな気はします。
編集後記
如何でしょうか?
今回のインタビューでは、Stoの外断熱システムと弾性樹脂モルタルについて、村上さんから非常に具体的で実践的なお話を伺うことができました。断熱改修の補助金制度や、適正な施工価格の目安、施工の品質を左右するポイントまで、外断熱を検討する方にとって役立つ情報が満載だったのではないでしょうか。特に、透湿性の重要性や、EPSの厚みによる影響についての解説は、多くの施工者や施主にとって貴重な知見となるはずです。
日本でも外断熱の需要が高まりつつある今、信頼できる施工と適切な材料選びがますます重要になります。今回の内容が、皆さまの外断熱への理解を深める一助となれば幸いです。
この投稿の参加者

対応エリア:岐阜県、愛知県、三重県、但し条件合えば どこでも行きます。
対応できる工事:漆喰(内装)、珪藻土,壁の補修(内装),リフォーム工事(内装),漆喰(外壁),モルタル,壁の補修(外壁),リフォーム工事(外壁),ジョリパット(外壁),大壁工法,しらす壁,そとん壁,かき落とし,洗い出し,タイル工事,一般左官工事,塗装(ペンキ),乱形石
お薦めのデザイン:コンクリート系、フラット系
備考:バンドに夢中で大学中退後もまともに就職してなかったが、 当時のメンバーに薦められて、彼の勤めていた塗装店に職人として入社。 三年経った頃、当時の取引先社長から「ウチの会社で営業してみないか?」 と誘われ転職する。 そこの会社はマンションの大規模修繕を営む会社で、 その頃に塗装工事のノウハウを叩き込まれる。 10年勤めた頃、仕事への方向性が合わなくなり退社。 次の勤め先を決めずに退社したので、一年ほど人材派遣に頼りながら生活し、 その後左官工事店に入社。そこで左官工事を学ぶ。 8年勤めた頃に残念ながら倒産し、それを機に独立し現在に至る。
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【マイブーム】中華鍋を使った料理を作る事

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備考:高校卒業後自動車部品工場勤務や飲食店勤務、トラック運転手など紆余曲折を経て25歳で父親の経営する生田左官に入社。(2010年) 色々な経験を糧に職人としての技術だけでなく一人一人に寄り添う工事を心掛けています。
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【好きなもの】ラーメン、コカ・コーラ、アメカジ衣料全般、漫画:トークサバイバー(Netflix)、経年変化で輝くアイテム(デニムや革製品)、家族の笑顔
【苦手なもの】意味もなく高圧的な人、費用効果の薄いもの(自分の中で)、予期せぬ悪天候、爬虫類、スープのぬるい麺料理
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備考:毎朝6時半に職人を見送ってから現場に向かいます。休日は家族で買い物するのが楽しみです。
プロフィール
愛知県名古屋市天白区出身、丑(うし)年、おひつじ座
【好きなもの】手羽先、ビール、モルタル仕事、ドライブ、釣り、温泉、DIY
【苦手なもの】納豆、スポーツ、SNS、初対面なのに馴れ馴れしい人、コミニケーションの取れない人
【マイブーム】ルアーフィシング

対応エリア:高浜市、碧南市、半田市、西尾市など愛知県内全域、その他(岐阜、三重など一部)
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お薦めのデザイン:コンクリート系, スタッコ系などシンプルなデザイン。
備考:某自動車ディーラーの営業職を経て、2000年に株式会社川幸に入社。以降は新築、リフォーム、補修などの内外装工事に携わり2020年に独立。左官だけでなく屋根など住宅工事全般の多岐に渡る業種に精通する。週末、子供を連れて近所に釣りに行くのが趣味。
プロフィール:
愛知県高浜市、子(ね)年、さそり座
【好きなもの】カニ、ハイボール、釣り、野球観戦、かわぐちかいじの漫画、魚捌き系youtube動画、地元の祭りに参加すること
【苦手なもの】脂ののった刺身、酢豚のパイナップル、ラッキョウ、猫、筆ペン
【マイブーム】土曜日の夜にラーメンを食べに行く

経歴:昭和40年創業の2代目、前職も含めタイルと左官に携わり30年以上の経験と実績。店舗工事や土間工事にも精通している。 「良い物は長持ち」がモットーで、古民家再生など街の困り事を左官の技術を使い解決に取り組んでいる。
対応エリア:名古屋市など愛知県内全域、その他(岐阜、三重など一部)
対応できる工事:タイル工事、土間工事、外構工事、漆喰・珪藻土 など内外装工事
お薦めのデザイン:ウェーブ系, マーブル系
備考:趣味は山登りとフライフィッシング。自然に触れるのが好きで、最近は野菜作りにハマっています。
<プロフィール>
名古屋市南区出身、酉(とり)年、ふたご座
【好きなもの】寿司、米焼酎、フライフィッシング、ワカサギ釣り、サイクリング、都市伝説、料理
【嫌いなもの】真実を語らないマスコミ、背脂たっぷりのラーメン、嘘つき政治家、添加物たっぷりのコンビニ弁当、やたら甘いラクトアイス
【マイブーム】ルンバの世話

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対応できる工事:左官工事業・屋根工事業・板金工事業・塗装工事業・防水工事業・内装仕上工事業
お薦めのデザイン:
備考:左官のみならず、住宅の困り事は何でもご相談ください。
<プロフィール>
愛知県高浜市出身、丑(うし)年、かに座
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【苦手なもの】携帯電話の取り扱い説明書、コカ・コーラ、簿記経理の本、キャバクラの女の子、生温くなったアイスコーヒー
【マイブーム】ボールペンを使いきって、替芯を買う事