
使いどころ/目的
- 内装
- 《漆喰》壁・天井の結合材。マット質感、微細孔による調湿・脱臭(程度は配合依存)。
- 外壁(可否は採用品の仕様優先)
- 石灰系仕上げの下塗り〜上塗り。雨掛かりは撥水処理や納まりで保護。
- 下地条件(混同・誤用に注意)
- 《石膏》や《セメント》とは硬化機構・耐水性が異なる。石灰は基本気硬性、耐水が要る場合は《水硬性石灰》やセメント系で検討。
- 補修・調整
- 既存石灰系仕上げの同系補修。新旧の吸水差を《プライマー》や下地調整で均す。
似ている用語
- 石灰 と 石膏:石灰はCO₂吸収で硬化(気硬性)、石膏は結晶水再結合で硬化。石膏は速硬・室内向き、石灰は作業時間が長く意匠幅がある。
- 石灰 と セメント:石灰は気硬性中心で耐水弱め、セメントは水和反応で強度・耐水が高い。意匠・透湿性は石灰に分がある。
- 生石灰 と 消石灰:生石灰は強アルカリ・強発熱の未水和品で調製用、消石灰は水和済みで左官配合に用いる。
- 水硬性石灰 と 気硬性石灰:水硬性は水中・厚塗りでも硬化、気硬性は空気中でCO₂硬化。外装や厚塗りは水硬性が適することがある。
- 石灰モルタル と 漆喰:どちらも石灰系だが、漆喰はふのり等の有機添加や細粒で仕上げ材色が強い。石灰モルタルは下地〜仕上げの幅広い層で用いる。
施工上の注意点・よくあるミス
- 消化・熟成不足
- 未消化の石灰粒→膨れ・ピンホール。指定の熟成期間を守る(一般論、採用品指示優先)。
- 吸水差放置
- 下地の吸水バラツキで色ムラ・艶ムラ。全面パテ→吸水調整→適合プライマー。
- 急乾・過加湿
- 雨掛かり・凍結
- 初期硬化前の降雨・凍結で表層粉化。天候窓を選び、外装は撥水処理・納まりで保護。
- 異素材取り合い
- アルカリ安全
- 強アルカリで皮膚・眼に刺激。保護具と洗浄水を常備。
関連する用語
石灰系仕上げの基本|気硬性・水硬性と下地・養生の考え方
《漆喰》/《消石灰》/《生石灰》/《水硬性石灰》/《モルタル》/《石膏》/《セメント》/《クラック》/《白華》/《養生》
