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白華

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白華はコンクリートなどにみられる現象

白華(読み方:はっか/英語表記:efflorescence)とは?

コンクリートやモルタルの表面に白い結晶が浮き出る現象。内部の水分に溶けた成分が表面で乾燥し析出することで発生する。
白華(エフロレッセンス)は、コンクリートモルタル・レンガ などの表面に現れる白い粉状または結晶状の物質。内部の水分が移動する際、可溶性のカルシウム化合物などを運び、表面で乾燥することで析出する。見た目に劣化した印象を与えるが、強度に大きな影響を与えることは少ない。雨水や湿気が原因となるため、透水防止や換気設計が対策となる。外壁仕上げやタイル施工の品質管理で重要な現象。

使いどころ/目的

  • 外壁・土間基礎:白い粉吹き、白い筋汚れの原因判定(雨がかり・通水部位)
  • 左官仕上げ面:仕上げ後に出た白いムラの切り分け(汚れ/白華/乾燥ムラ)
  • タイル・目地周り:目地や下地からの通水が疑われるときの点検
  • 注意:表面の「白い汚れ」全てが白華ではない(塗膜のチョーキング、埃、洗浄残渣などと混同しやすい)

似ている用語

  • チョーキング現象:塗膜が劣化して白い粉が出る現象。白華は下地側の成分が水で移動して析出する
  • 凍害:凍結融解で表層が剥離・崩れる劣化。白華は見た目の白化が中心で、必ずしも剥離を伴わない
  • 中性化:コンクリートのpH低下が進む化学変化。白華は表面に析出物が出る現象で、目的も対策も異なる
  • スケーリング:表層が薄片状に剥がれる現象。白華は粉・筋が主体で、剥離は別要因のことが多い

施工上の注意点・よくあるミス

  • 通水経路を止めずに洗うだけ:一時的に消えても再発しやすい。原因(雨水侵入・結露・毛細管吸水)の把握が先
  • 含水が高い状態で仕上げる:乾燥途中に移動水が増え、白華が出やすくなることがある
  • 部位の納まり不良:笠木端部・水切り・入隅・開口周りの雨仕舞い不足で通水が続く
  • 材料・下地の混在:下地の種類や吸水差で、白華が“ムラ”として見えやすい
  • 補修材の選定ミス:補修で通気・透湿のバランスが崩れると、別の場所に白華が出ることがある

関連する用語

外装劣化/水の侵入と汚れ
凍害/中性化/チョーキング現象/シーリング伸縮目地