
建物の内外壁、仕上塗装面にできる亀裂やヒビ割れを指す建築用語。原因として 経年劣化 、乾燥、建物の揺れ、などが考えられる。
ヘアークラック、構造クラック、開口端部クラック、仕上クラックなど種類があり状況に応じた対処が必要。
クラックは建物の劣化や施工条件によって生じるひび割れを指し、ヘアークラック(表層の微細なひび)、構造クラック(鉄筋や基礎に影響する深いひび)などがあります。原因は乾燥収縮、温度変化、地盤沈下、構造上の負荷など多岐にわたり、放置すると雨水の浸入・鉄筋の腐食・耐久性低下を招く恐れがあります。補修 にはシーリング材・エポキシ樹脂注入・再左官などの 補修材 が用いられ、早期発見と適切な対応が重要です。
関連用語:ヘアークラック 構造クラック マイクロクラック 経年劣化 モルタル 軽量モルタル 基礎 ジョリパットネオ / 目地 コーナーラス/中性化 樹脂モルタル / フィラー
プロのコメント
クラック補修は「隠す技術」より「馴染ませる技術」
【現場のコツ】
土間のヘアークラック(0.2~0.3mm程度)には、セメント粉を指で軽くすり込んでから霧吹きで水をかける方法が目立ちにくくなりやすいです。外壁の場合は仕上げ材の種類によって対応を変え、粉体系なら骨材を抜いた細かいペースト状のものをすり込み、ジョリパットなどは刷毛でタッチアップする現場が多いです。
【やりがちな失敗】
補修部分だけが目立ってしまうことがよくあります。周囲の質感や色味に合わせる工夫を怠ると、かえって補修箇所が強調されてしまいます。
【場面で選ぶ】
・土間コンクリート/モルタル → セメント粉すり込み + 霧吹き
・外壁(粉体系仕上げ材) → 骨材抜きペーストすり込み
・ジョリパット等 → 刷毛でタッチアップ
【注意が必要な箇所】
構造上力が加わりやすい部位では、メッシュ補強をしてもクラックが発生する場合があるため、あらかじめ誘発目地を設けてコーキング処理を検討する必要があります。
