ようこそ!ゲスト さん
構造クラックのイメージ

クラック

« Back to Glossary Index
構造クラックのイメージ

建物の内外壁、仕上塗装面にできる亀裂やヒビ割れを指す建築用語。原因として 経年劣化 、乾燥、建物の揺れ、などが考えられる。

ヘアークラック構造クラック、開口端部クラック、仕上クラックなど種類があり状況に応じた対処が必要。

クラックは建物の劣化や施工条件によって生じるひび割れを指し、ヘアークラック(表層の微細なひび)、構造クラック(鉄筋や基礎に影響する深いひび)などがあります。原因は乾燥収縮、温度変化、地盤沈下、構造上の負荷など多岐にわたり、放置すると雨水の浸入・鉄筋の腐食・耐久性低下を招く恐れがあります。補修 にはシーリング材・エポキシ樹脂注入・再左官などの 補修材 が用いられ、早期発見と適切な対応が重要です。

関連用語:ヘアークラック 構造クラック マイクロクラック 経年劣化 モルタル 軽量モルタル 基礎 ジョリパットネオ目地 コーナーラス中性化 樹脂モルタルフィラー


実際の左官施工事例

この用語に関連する実際の施工事例です。仕上がりや現場での工夫をご覧いただけます。



プロのコメント

クラックは入ってからでは遅い、予防が9割の勝負

【現場のコツ】
クラックには表面的なものと浮き上がりを伴うものがあり、下地モルタルがしっかり付いているかどうかで対応方法が大きく変わります。現場では事前にお客様へ「こういう可能性もあるが、こういう処理をしておく」という説明をしておくことが、後のトラブル回避に繋がりやすいです。

【やりがちな失敗】
急激な乾燥(ドライアウト)を防がずに施工してしまうことです。現場では水養生や養生シートでゆっくり乾燥させる処理を怠ると、クラックの原因になりがちです。

【場面で選ぶ】
・店舗土間工事→ワイヤーメッシュや鉄筋での補強

・表面クラック→補修材での処理

・浮き上がりクラック→めくって再施工または注入工法

【注意が必要な箇所】
特になし

田口 時育
田口 時育
株式会社田口業務店の代表。昭和40年創業の二代目として、タイル・左官・土間・外構などの内外装工事に30年以上携わる。店舗や古民家の再生にも精通し、「良い物は長持ち」を信条に地域の住まいの課題解決に取り組んでいる。
主な対応エリア:長野県|岐阜県|静岡県|愛知県|三重県
所在地:愛知県名古屋市南区明円町130

クラック補修は「隠す技術」より「馴染ませる技術」

【現場のコツ】
土間のヘアークラック(0.2~0.3mm程度)には、セメント粉を指で軽くすり込んでから霧吹きで水をかける方法が目立ちにくくなりやすいです。外壁の場合は仕上げ材の種類によって対応を変え、粉体系なら骨材を抜いた細かいペースト状のものをすり込み、ジョリパットなどは刷毛でタッチアップする現場が多いです。

【やりがちな失敗】
補修部分だけが目立ってしまうことがよくあります。周囲の質感や色味に合わせる工夫を怠ると、かえって補修箇所が強調されてしまいます。

【場面で選ぶ】
・土間コンクリート/モルタル → セメント粉すり込み + 霧吹き

・外壁(粉体系仕上げ材) → 骨材抜きペーストすり込み

・ジョリパット等 → 刷毛でタッチアップ

【注意が必要な箇所】
構造上力が加わりやすい部位では、メッシュ補強をしてもクラックが発生する場合があるため、あらかじめ誘発目地を設けてコーキング処理を検討する必要があります。

間宮 秀樹
間宮 秀樹
愛知県高浜市を拠点とする合同会社伊良湖屋の代表。2000年に建築業界へ転身し、内外装や屋根、外構など住宅工事全般に20年以上携わる。漆喰珪藻土・モルタル施工を得意とし、シンプルな意匠と確かな技術で信頼を築いている。
主な対応エリア:静岡県|愛知県|三重県
所在地:愛知県高浜市春日町7-8-6