
使いどころ/目的
〈混同・誤用に注意〉
- 「入隅(いりずみ)」は 内側に引っ込んだ角 で、出隅とは逆。
- 「コーナー材」は部材の名称であり、出隅そのものを指す用語ではない。
似ている用語
- 出隅と入隅:外側に突き出た角が出隅、内側に凹んだ角が入隅。
- 出隅とコーナービード:出隅を保護するために使う金物がコーナービード。
- 出隅と定木(コーナー定木):角出しの基準線として使うのが 定木 。
- 出隅と見切り材:見切り材は仕上げの区切りに使うもので、角を作る目的とは異なる。
施工上の注意点・よくあるミス
- 下地・含水
- ボードの出隅が欠けやすく、補強なしでそのまま塗ると仕上げが割れる。
- 下地の通りが悪い状態で仕上げると、角のラインが波打つ。
- 温湿度・養生
- 塗りたてに触れると押されて角が丸くなり、意匠が崩れる。
- 材料選定
- 外部は金属製コーナービード、内部は樹脂系・紙テープなど用途に応じて選択。
- 目地・取り合い
- 出隅の連続性が見切り材や巾木と合わないと不自然なラインになる。
- 雨仕舞い(外装)
- 出隅は雨だれが発生しやすいため、上部の納まりや庇との関係も考慮する。
関連する用語
壁の角部処理と仕上げの基本|出隅・入隅・見切り・補強材
入隅/コーナービード/コーナー定木/見切り材/クラック/モルタル下地/巾木/誘発目地/コテ板/面引き鏝 / チリ鏝 / 建具 / 角鏝 / 定木 / 段鼻
プロのコメント
柔らかいうちに触るほど、角の線は乱れやすい
【現場のコツ】
左官の仕上がりでは、経験上、水糸や木の定規を基準に、目地や角を見たときに線がまっすぐ通って見えるかを確認します。水糸は張った直線を基準にするもので、現場では材料が柔らかいうちに何度もこねるように触ると、乾燥時や重力の影響で材料が下がり、角の通りが乱れやすくなります。出隅は、材料の硬さと作業のタイミングを見ながら、こね回さずに整える場合が多いです。DIYでも、柔らかすぎる状態で触り続けず、線がまっすぐ見えるかを基準に確認すると、仕上がりを判断しやすくなります。
【やりがちな失敗】
材料が柔らかいうちに何度も触ってしまうことです。乾燥時に材料が下がり、角の通りが乱れやすくなるため、硬さとタイミングを見て作業します。
【場面で選ぶ】
特になし。
【注意が必要な箇所】
特になし。

