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入隅

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いりすみのイメージ

入隅(イリスミ)とは、2つの壁や板が出合った面のへこんだ部分。「イリズミ」と言う場合もある。
へこんでいることを利用して、壁紙クロスや 塗り壁 などで仕上げの切り替えがしやすい場所。また、木材の収縮などによって、ヒビ割れが最も発生しやすい場所でもある。ヒビ割れが発生した場合、ホームセンターなどで補修材(コーキング材など)を購入し、DIYで自分で補修することも可能である。

入隅は、建築物の内側で直角に取り合う部分で、例えば 壁と壁の内側の角壁と床の境目 が該当する。

反対の用語は「出隅(ですみ)」で、外側に出っ張った角を意味する。

左官や内装仕上げでは、入隅部分は割れや汚れが生じやすく、丁寧な施工や仕上げが求められる。

防水工事や塗装でも重要な部位であり、コーキング処理や面取り仕上げによって耐久性を高める工法が採用される。

日本建築の意匠においても、入隅は陰影を生み出す要素としてデザイン上の役割を持つ。

関連用語
出隅 面取り コーキング 左官仕上げ 隅角部 仕舞い

KABE-DAN - point of view –

左官工事は下地に左右される。以前、高級住宅で漆喰を施工した。しばらくしたら壁がめくれてきていた。調べるとビスが少なくて入隅が割れていた。割れの出やすい部分なので注意が必要。めくって塗り直して4日かかった。

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慣れないと力の強弱が分からない、乾き具合が分からない。だから入隅も 出隅 も綺麗に引くのには経験が必要。5~10年くらい経験しないと出来ない。
反対に高齢になって来ると内装は難しいという人も多い。手の感覚が保たれていても、70代後半だと視力が厳しい。だからこそ、若い世代に技術を伝承していく必要が左官にはある。

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