
保護材とは、副資材の一種で、施工中や施工後に仕上げ面や下地を傷・汚れ・劣化から守るために用いられる材料の総称です。
保護材は建築仕上げを長持ちさせ、美観や耐久性を確保するために用いられる補助資材です。施工中では養生シート・養生ボードなどが代表的で、作業による傷や汚れを防ぎます。施工後ではトップコート、撥水材、防水材、防錆塗料などが使われ、雨水・紫外線・錆などによる劣化を抑制します。
使いどころ/目的
- 施工中の養生
塗り壁・床・建具・設備機器などを汚れや衝撃から守る - 工程間の品質維持
次工程までの間、仕上げ面を安定した状態で保持する - 引き渡しまでの保全
完成後の傷・擦れ・日焼け・雨水侵入の防止 - 補修・再施工リスクの低減
クレームや手直し工数の削減につながる
主な種類
- 養生シート・養生フィルム
床・壁・開口部など広範囲の保護 - マスキングテープ・養生テープ
見切り・境界の保護、塗り分け - ベニヤ板・プラダン
重歩行部・衝撃リスクの高い床面保護 - コーナーガード・当て材
出隅・框・柱などの角部保護 - 防水・防湿シート
雨養生や一時的な湿気対策
施工上の注意点
- 粘着跡・剥がし跡に注意
仕上げ材との相性を確認せず使用すると変色や剥離の原因になる - 通気・乾燥の妨げ
塗り壁やモルタル硬化中は密閉しすぎない配慮が必要 - 長期養生の劣化
紫外線や熱で保護材自体が劣化・固着するケースがある - 「保護=安全」ではない
施工精度を代替するものではなく、あくまで補助的役割
似ている用語
- 養生:作業や工程そのもの、または行為の総称
- マスキング:塗装・左官で境界を区切る作業
- 下地保護:仕上げ前の下地を守る目的に限定した表現
関連する上位概念用語
養生、施工管理、品質管理、下地処理
