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塗り直し

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塗り直し、塗装のイメージ画像

自然現象や 経年劣化 による「変色」「色落ち」したものを再度塗ること。前とは違ったものに「塗り替える」こと。塗り直す 場合、

①上から再度塗る
②剥がしてから塗る

という2つの方法がある。おすすめは②で、古い塗装が残っていると密着性が低く、それが原因でヒビ割れなど仕上がりが悪くなる。

使いどころ/目的

  • 内装
    • 汚れ・擦れ・ひび割れ・剥がれの回復
    • 模様替え(色・ツヤ・質感の変更)
    • 触れる頻度が高い壁の更新(子ども部屋、廊下など)
  • 外装
    • 退色・汚れ筋・クラックの改修
    • 防水性・撥水性の回復(トップコート更新を含む)
  • 下地条件
  • 設計・診断・維持管理
    • 部分塗り直しは「色差・艶差・肌差」が出やすい前提で計画する
    • 再劣化の原因(含水、下地の動き、雨仕舞い不良)を先に潰す

〈混同・誤用に注意〉

  • 「補修」は欠損やクラックの局所対応が中心で、塗り直しは仕上げ面の更新を含むことが多い。
  • 「リペイント」は塗装寄りの言い方で、左官の塗り壁では同じ意味でも工程が変わる。

似ている用語

  • 塗り直しと部分補修:部分補修は局所、塗り直しは面として更新(全面または広範囲)。
  • 塗り直しとクラック補修:クラック補修は割れの処置、塗り直しは仕上げの再形成。
  • 塗り直しと下地調整:下地調整は前処理、塗り直しはその後の更新工程を含む。
  • 塗り直しとトップコート:トップコートは最終上塗り、塗り直しは下地処理から再施工までの作業全体。

施工上の注意点・よくあるミス

  • 下地・含水
    • 含水が残ったまま塗ると、膨れ・剥がれ・白化が出やすい。乾燥を優先する。
    • 粉化した面をそのまま塗ると密着性が落ち、早期に剥がれやすい。
  • 温湿度・養生
    • 乾燥が速い環境で広面積を一気に触ると、塗り継ぎ跡が出やすい。
    • 養生の剥がし時期が早いと、縁が欠けたりラインが荒れたりする。
  • 材料選定
    • 既存材と新規材の相性が合わないと、浮き・剥がれが出やすい。本稿では一般論のみとし、採用品の仕様書を優先する。
    • 同じ材料でもロット差や経年で、色差・艶差が出る可能性がある。
  • 目地・取り合い
    • 見切り材・シーリング劣化を放置すると、塗り直しても早期に再劣化しやすい。
    • 取り合いの割れは下地の動きが原因のことが多く、単なる上塗りでは止まらない。
  • 雨仕舞い(外装)
    • 汚れ筋や漏水がある場合、塗り直し前に水切り・勾配・シーリングの問題を是正する。

関連する用語

塗り壁の補修とメンテナンス|クラック・浮き・塗り直しの考え方
クラック補修/下地調整/フィラー/シーラー/プライマートップコート/カビ対策/雨仕舞い/取り合い/経年変化

KABE-DAN - point of view –

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業界の特殊な感覚かもしれないけど、悪い物から良い物にするが「直す」。ペンキ屋さん外壁をリフォームするのは「塗り替え」と言っている。変色や劣化で新たに良くする事。「塗り直す」と「塗り変える」、微妙な言葉の感覚ですね。

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この用語も併せてご覧ください