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凍害

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凍害のイメージ

凍害(とうがい/Frost Damage・Freeze-Thaw Damage)とは?

材料内部に含まれた水分が凍結・融解を繰り返すことで体積変化が生じ、ひび割れ・剥離・表面崩壊などの劣化を引き起こす現象を指します。
左官分野では、モルタルコンクリート・タイル下地・塗り壁など、多孔質かつ吸水性をもつ材料で発生しやすいのが特徴です。

使いどころ/目的

内装

  • 原則として発生しにくい
  • ただし、無暖房空間・結露・漏水がある場合は注意

外壁・外部

  • 寒冷地の外壁・基礎・擁壁
  • バルコニー・土間・ポーチ・外構
  • 雨掛かり+低温条件の部位

下地条件との関係

  • 吸水率が高いほどリスク増大
  • 水が溜まりやすい納まりは凍害を助長

凍害は材料不良ではなく、環境条件と施工条件の組み合わせで起こる劣化現象
「寒い=即凍害」ではない。


似ている用語

  • 白華(エフロレッセンス)
     定義:可溶性成分が表面に析出する現象
     用途:外壁・土間
     材料:モルタル・コンクリート
     注意点:凍害とは原因が異なるが併発しやすい
  • 剥離
     定義:仕上げ層が下地から浮いて剥がれる現象
     用途:外壁・床
     材料:各種左官材
     注意点:凍害が原因となるケースが多い
  • ひび割れ(クラック
     定義:材料に生じる割れ
     用途:全般
     材料:モルタル・コンクリート
     注意点:乾燥収縮と凍害の見極めが重要
  • 中性化
     定義:コンクリートの化学的劣化
     用途:構造体
     材料:RC
     注意点:凍害とは別の劣化メカニズム

施工上の注意点・よくあるミス

  • 含水状態のまま冬期を迎える
  • 施工直後に凍結温度へさらされる
  • 吸水調整・防水処理を省略
  • 凍害対策仕様でない材料を外部に使用
  • 「乾いたように見える」状態で安心してしまう

※ 凍害対策は材料選定より施工タイミングが重要なケースも多い。


関連する用語

劣化現象

白華、剥離、ひび割れ、吸水、耐凍害性能

経年劣化 クラック コンクリート サイディング 補修材