
;こて
左官道具のひとつで建物の壁や床などに モルタル 、 セメント 、 漆喰 などを塗る時に使うもの。元々は木材に柄を付けた 木鏝 がはじまりとされている。
材料をすくい取り、平滑に塗り広げたり、模様を付けたりするための金属製または木製の板状工具です。
一般的なものは平たい鋼の板に持ち手を付けたもので、材質、形、大きさなど用途によって使い分けている。材質には 鉄 、 ステンレス 、 プラスチック 、 木 、 ゴム などがあり種類はおよそ350種ある。
鏝は、左官工事に欠かせない基本道具で、用途に応じて形や材質が異なります。一般的な「丸鏝」や「角鏝」のほか、角部を仕上げる「切付鏝」、細部用の「目地鏝」、曲面用の「面付鏝」など多くの種類があります。素材はステンレスや鋼が主流で、仕上げの種類(平滑仕上げ・模様仕上げなど)によって選択されます。鏝さばきの巧拙は、左官職人の技術を象徴する重要な要素とされています。
同音異義語で①和裁で使う焼きごて、②調髪用具のヘアアイロン、③はんだづけの道具、がある。