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リシン

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リシン外壁

リシン(Roughcast/Lysin)とは?

モルタル 外壁の仕上げ材として価格も安い為、一般的な住宅で広く使用されている表面化粧材。
1960年~80年にかけて新築住宅に多く使用され日本中に広まった。細かい石や砂に樹脂・ セメント などを混ぜたものを 吹き付け ・ かき落とし などの工法で施工し、表面がザラザラした仕上がりになる。

※同音異義語でトウゴマの種にある毒性のたんぱく質のこともリシンという。

使いどころ/目的

リシンは「均一でない表情」を活かした実用性重視の外装仕上げとして使われる。

  • 外壁仕上げ
    • 戸建住宅・集合住宅の標準的外装
  • 改修・リフォーム
    • 既存下地の粗を拾いにくい
  • コスト配慮案件
    • 比較的施工性が高く、工期を短縮しやすい
  • 意匠のベースづくり
    • 主張しすぎない外観

※注意:内装仕上げには不向き。粉落ち・汚れの問題が出やすい。


似ている用語

(外壁塗り仕上げで混同されやすい用語の整理)

  • リシン
    定義:細骨材入り塗材の吹き付け仕上げ
    用途:外壁
    材料:合成樹脂系+
    注意点:汚れ・劣化が目立ちやすい
  • スタッコ
    定義:厚みと凹凸のある外装仕上げ
    用途:外壁
    材料:セメント系・樹脂系
    注意点:重量・クラック管理
  • 吹付タイル
    定義:弾性・防水性を高めた吹付仕上げ
    用途:外壁
    材料:樹脂系
    注意点:タイルではない
  • ジョリパット
    定義:意匠性の高い塗り壁材
    用途:内外装
    材料:骨材入り樹脂系
    注意点:仕上げ方法で表情差

施工上の注意点・よくあるミス

左官・外装工事での注意点。

  • 下地クラックの無視
    → 仕上げ後に割れが表出する
  • 吹きムラ
    → ガン距離・圧力不安定で斑点状になる
  • 汚れやすさの説明不足
    → 凹凸に排気汚れ・雨だれが残りやすい
  • 再塗装時の認識違い
    → 凹凸は基本的に消えない
  • 内装転用の誤解
    → 粉落ち・触感で不向き

関連する用語

外壁仕上げ、塗り壁
吹付仕上げ/スタッコ/吹付タイル/下地処理クラック

KABE-DAN - point of view –

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前職では新築で沢山やりました。ジョリパット(目立つ部分)+リシン(目立たない部分)の組み合わせが多かった。
安価なメリットはあるが劣化は早い部類になる。10年くらいで チョーキング現象 が見られる。
リシンは表面がザラザラ、モルタル の「かき落とし」を吹き付けで疑似的に表現したのがリシン仕上げ。

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