
使いどころ/目的
リシンは「均一でない表情」を活かした実用性重視の外装仕上げとして使われる。
- 外壁仕上げ
- 戸建住宅・集合住宅の標準的外装
- 改修・リフォーム
- 既存下地の粗を拾いにくい
- コスト配慮案件
- 比較的施工性が高く、工期を短縮しやすい
- 意匠のベースづくり
- 主張しすぎない外観
※注意:内装仕上げには不向き。粉落ち・汚れの問題が出やすい。
似ている用語
(外壁塗り仕上げで混同されやすい用語の整理)
- リシン
定義:細骨材入り塗材の吹き付け仕上げ
用途:外壁
材料:合成樹脂系+砂
注意点:汚れ・劣化が目立ちやすい - スタッコ
定義:厚みと凹凸のある外装仕上げ
用途:外壁
材料:セメント系・樹脂系
注意点:重量・クラック管理 - 吹付タイル
定義:弾性・防水性を高めた吹付仕上げ
用途:外壁
材料:樹脂系
注意点:タイルではない - ジョリパット
定義:意匠性の高い塗り壁材
用途:内外装
材料:骨材入り樹脂系
注意点:仕上げ方法で表情差
施工上の注意点・よくあるミス
左官・外装工事での注意点。
- 下地クラックの無視
→ 仕上げ後に割れが表出する - 吹きムラ
→ ガン距離・圧力不安定で斑点状になる - 汚れやすさの説明不足
→ 凹凸に排気汚れ・雨だれが残りやすい - 再塗装時の認識違い
→ 凹凸は基本的に消えない - 内装転用の誤解
→ 粉落ち・触感で不向き
