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ふかし壁

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ふかし壁のイメージ画像
左側の黒い壁がふかし壁の構造になっている。

元々の壁の手前にもう1枚作った壁のこと。2枚の壁の間にできた空間を利用できるのが特徴。ふかし壁の装飾として、 タイルジョリパット などがよく使われる。
メリット

  • 隠したいもの(配線など)を隠すことができ、デザイン性が高まる
  • 凹部を作り小物を置いたり、収納性を高めることができる。
  • 外壁では独自のおしゃれな壁ができる。

デメリット

  • 部屋が狭くなる。
  • 建築コストが高くなる(数万円~数十万円)
  • 外壁では雨漏りの危険性がある。

主な種類として、「縦通し型」「横通し型」「額縁型」「門型」がある。近年はマンションでの工事も増えてきており、テレビや寝室でのふかし壁が人気を博している。

使いどころ/目的

  • 内装:柱・梁・構造壁の段差を隠して面をそろえる(見た目を整える)
  • 内装:配線・配管・給排気などの通り道を確保する(点検口も含む)
  • 内装:収納ニッチ・間接照明・カーテンボックスなど意匠の“奥行き”を作る
  • 性能:内側に《断熱材》を入れて《断熱》性を上げる/防音の層を作る
  • 下地条件:既存壁が不陸・損傷しているときの“新しい面”づくり

※“壁を厚くする”だけで、工法名・仕上げ材名ではない点に注意。


似ている用語

  • ふかし壁 と 造作壁:造作壁は機能・意匠全般の造作。ふかし壁は「前に出して層を作る」が主眼。
  • ふかし壁 と 二重壁:二重壁は性能目的で壁を二層化することが多い。ふかし壁は納まり・配管目的でも使う。
  • ふかし壁 と 下地組:下地組は工程・作業。ふかし壁は完成形(壁の状態)の呼び名。
  • ふかし壁 と 間仕切り壁:間仕切りは空間を分ける壁。ふかし壁は既存面の“前に足す”ことが中心。

施工上の注意点・よくあるミス

  • 厚みの見積り不足:配管径・勾配・《シーリング》処理の逃げまで考えず、仕上げ直前で干渉する
  • 下地の固定不足:躯体への固定点が弱いと、揺れ・ビビり・割れの原因になる
  • 結露リスク:外壁側にふかして断熱するとき、気密・通気・防湿の考え方を誤ると内部結露を招く
  • 開口・見切りが雑巾木・見切り材との取り合いが乱れて見た目が崩れる
  • 点検性の欠落:設備を隠したのに点検口がなく、将来の補修コストが増える

関連する用語

壁の下地と納まりを整える方法|配線・断熱・意匠の基本

壁下地/断熱材/点検口/間接照明/見切り材