
壁材の抗菌・抗ウイルス試験データまとめ|客観的比較と読み解き方
室内環境の改善を目的に、抗菌・抗ウイルス機能を持つ壁材が注目されています。しかし、「実際にどの程度の効果があるのか」「試験データをどう解釈すべきか」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、漆喰・機能性塗料・機能性壁紙の試験データを客観的に整理し、JIS規格やISO規格に基づく試験条件と結果の読み解き方を解説します。壁材選びの判断材料として、科学的根拠に基づいた情報を提供します。
この記事を読んで欲しい人
- 抗菌・抗ウイルス機能を持つ壁材の導入を検討しているが、試験データの見方がわからない方
- 漆喰・機能性塗料・機能性壁紙の性能を客観的に比較したい方
- 「抗菌効果」の表記を目にするが、試験条件と実際の居住空間での違いを理解したい方

はじめに:この記事の目的と注意事項
本記事では、壁材の抗菌・抗ウイルス性能に関する公開試験データを整理し、各製品の試験条件と結果を比較します。漆喰壁、機能性塗料、機能性壁紙といった代表的な壁材について、実証実験のデータをもとに客観的な情報を提供することを目的としています。
本記事で扱う内容
各壁材の試験データについて、以下の観点から解説します。試験を実施した機関、試験方法(フィルム密着法など)、試験条件(温度条件・湿度条件・接触時間)、そして試験結果として得られた不活化率や減少率などの比較データです。また、JIS規格やISO規格といった公的な試験基準についても説明し、抗菌活性値の読み方など、データを正しく理解するための基礎知識を提供します。
重要な注意事項
本記事で紹介する試験データは、いずれも特定の試験条件下で得られた結果です。実際の居住空間での効果を保証するものではありません。試験環境は温度・湿度が一定に保たれ、他の要因が排除された状態で実施されます。一方、実際の居住空間では、換気による空気の流れ、温湿度の変動、人の出入り、清掃頻度など、多数の要因が複雑に影響します。
壁材の抗菌・抗ウイルス性能は、室内環境を整える要素の一つとして捉えるべきです。表面処理された壁材にウイルスや細菌が付着した場合の作用を示すデータであり、空間全体への効果や、空気中に浮遊する微生物への直接的な効果を示すものではありません。
本記事の立場
当サイトは左官のプロが監修をしていますが、本記事では施工者としての主観的見解ではなく、公開されている客観的データのみを扱います。特定の製品を推奨することが目的ではなく、壁材を選択する際の判断材料となる情報を、科学的根拠に基づいて提供することを重視しています。各データの試験条件や測定方法を明示し、読者自身が適切に判断できるよう心がけています。壁材の選択は、抗菌性能以外の要素(意匠性、コスト、メンテナンス性、調湿性能など)も含めて、総合的にご判断ください。

抗菌・抗ウイルスとは何か?【用語の定義】
壁材の性能を正しく理解するためには、まず「抗菌」や「抗ウイルス」といった用語の定義を明確にする必要があります。これらの用語は日常的に使われていますが、科学的・規格的には明確な定義が存在し、それぞれ異なる意味を持っています。
抗菌と抗ウイルスの違い
SIAA(抗菌製品技術協議会)によると、抗菌とは「製品の表面上における細菌の増殖を抑制すること」と定義されています。JIS規格(日本産業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果があると規定しています。重要なのは、抗菌は「殺菌」ではなく「増殖抑制」を意味する点です。
一方、抗ウイルスとは「製品上の特定ウイルスの数を減少させること」を指します。細菌とウイルスは生物学的に異なる存在であり、それぞれに対する試験方法や評価基準も異なります。抗菌試験ではJIS Z 2801が、抗ウイルス試験ではISO 21702が代表的な規格として用いられています。
関連用語の整理(滅菌・殺菌・消毒・除菌)
抗菌・抗ウイルスと混同されやすい用語を整理します。滅菌とは「微生物を完全に死滅させること」を意味し、医療機器などで求められる最も厳格な基準です。殺菌は「微生物を死滅させること」ですが、滅菌と異なり完全性は求められません。消毒は「病原性の微生物を殺滅・除去させること」で、感染リスクを減らすことが目的です。除菌は「特定の物質や限られた空間の微生物を除去すること」を指し、減少率などの明確な基準は定められていません。
これらの用語は、作用の強さや目的によって使い分けられています。壁材の抗菌・抗ウイルス性能は、表面での増殖抑制や不活化を示すものであり、滅菌や完全な殺菌を意味するものではありません。
JIS規格とISO規格における定義
JIS Z 2801(抗菌加工製品の抗菌性試験方法)では、24時間後の細菌数を比較し抗菌活性値を算出します。抗菌活性値が2以上(99%以上の増殖抑制)で抗菌効果ありと判定されます。ISO 21702(プラスチック及びその他の非多孔質表面の抗ウイルス活性の測定)では、ウイルスを製品表面に接触させ、一定時間後のウイルス量を測定します。試験条件として温度25℃、湿度50%程度が標準的に用いられます。
これらの規格は国際的に認められた試験方法であり、製品の性能を客観的に評価する基準となっています。ただし、試験は管理された条件下で実施されるため、実際の使用環境とは異なる点に注意が必要です。
このセクションのまとめ
- 抗菌は「細菌の増殖抑制」、抗ウイルスは「ウイルス数の減少」を意味する
- 殺菌・滅菌・消毒・除菌はそれぞれ異なる定義を持つ
- JIS規格では抗菌活性値2以上(99%以上の抑制)で抗菌効果ありと判定
- ISO規格に基づく抗ウイルス試験は管理された条件下で実施される
- 壁材の性能は表面での作用であり、滅菌や完全殺菌ではない

抗菌・抗ウイルス試験の基礎知識
壁材の抗菌・抗ウイルス性能を評価する試験には、国際的に認められた規格と標準化された試験方法が存在します。これらの試験方法を理解することで、製品カタログや研究データに記載された数値の意味を正しく読み解くことができます。
代表的な試験規格
JIS Z 2801(抗菌試験)
JIS Z 2801は、抗菌加工製品の抗菌性を評価する日本産業規格です。試験片上に細菌液を接種し、フィルムで覆った状態で35℃、24時間培養後の生菌数を測定します。抗菌活性値が2以上(対照試験片と比較して細菌数が100分の1以下)の場合、抗菌効果があると判定されます。この試験方法は、製品表面における細菌の増殖抑制能力を定量的に評価するものです。
ISO 21702(抗ウイルス試験)
ISO 21702は、プラスチックおよび非多孔質表面の抗ウイルス活性を測定する国際規格です。試験片表面にウイルス液を滴下し、フィルム密着法により一定時間接触させた後、ウイルスの感染価を測定します。標準的な試験条件は温度25℃、湿度50%、接触時間は24時間が基本ですが、製品によっては短時間(5分、1時間など)での効果を測定する場合もあります。この試験では、ウイルスの不活化率(減少率)を算出し、抗ウイルス活性を評価します。
SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準
SIAAは、抗菌・抗ウイルス加工製品の品質と安全性を保証する団体です。SIAA基準では、JIS規格やISO規格に準拠した試験を実施し、一定の性能基準を満たした製品にSIAAマークの表示を認めています。抗菌製品では抗菌活性値2以上、抗ウイルス製品では抗ウイルス活性値2以上が基準となります。
試験方法の仕組み
フィルム密着法とは
フィルム密着法は、試験片表面に菌液またはウイルス液を滴下し、その上にフィルムを密着させることで、試験片表面と微生物を一定時間接触させる方法です。この方法により、表面処理による効果を定量的に測定できます。
試験条件(温度・湿度・接触時間)
試験は温度条件25℃または35℃、湿度条件50%程度の管理された環境下で実施されます。接触時間は抗菌試験では24時間が標準ですが、抗ウイルス試験では製品特性に応じて5分から24時間まで様々です。これらの条件は試験結果に大きく影響するため、比較データを見る際には必ず確認が必要です。
抗菌活性値の読み方
抗菌活性値は、対照試験片(無加工)と抗菌加工試験片の生菌数の差を常用対数で表した値です。抗菌活性値2は99%の抑制、3は99.9%の抑制を意味します。
試験結果を見る際の注意点
試験データを比較する際は、試験条件が統一されているか確認が必要です。異なる温度条件、湿度条件、接触時間で実施された試験結果を単純比較することはできません。また、試験は特定の菌種やウイルス種を用いて実施されるため、すべての微生物に対して同様の効果があるとは限りません。
このセクションのまとめ
- JIS Z 2801は24時間培養後の細菌増殖抑制を評価する規格
- ISO 21702はフィルム密着法によりウイルスの不活化率を測定する規格
- 試験は温度25-35℃、湿度50%程度の管理された条件下で実施される
- 抗菌活性値2以上(99%抑制)が効果ありの基準
- 試験条件が異なるデータは単純比較できない

漆喰の抗菌・抗ウイルス性能
漆喰は日本で古くから使用されてきた伝統的な壁材であり、近年その抗菌・抗ウイルス性能が科学的に検証されています。ここでは漆喰の基本特性と、抗菌・抗ウイルス効果が生じる理論的メカニズム、そして実証試験データについて解説します。
漆喰の基本特性
消石灰(水酸化カルシウム)の特徴
漆喰の主成分は消石灰(化学式:Ca(OH)₂)です。消石灰は石灰石を焼成して生石灰を作り、これに水を加えて得られる物質です。消石灰は水に溶解すると水酸化物イオン(OH⁻)を放出し、強いアルカリ性を示します。この化学的特性が、漆喰の抗菌・抗ウイルス性能の基盤となっています。
pH値と強アルカリ性
漆喰のpH値は12以上と非常に高く、強アルカリ性を示します。一般的に、微生物の多くは中性付近(pH6-8)の環境を好み、pH10を超える強アルカリ環境では生存が困難になります。漆喰表面に付着した細菌やウイルスは、この強アルカリ環境に曝されることになります。ただし、漆喰は空気中の二酸化炭素と反応して徐々に炭酸カルシウムへと変化(炭酸化)するため、表面のpH値は時間とともに低下していきます。
多孔質構造
漆喰は硬化過程で多数の微細な孔を形成する多孔質構造を持ちます。この構造により表面積が大きくなり、物質の吸着能力が高まります。多孔質構造は内部まで連続しているため、表面だけでなく内部でも吸着が可能です。この特性が、漆喰の持続性に寄与すると考えられています。
漆喰の抗菌・抗ウイルスメカニズム(理論)
強アルカリ性による作用
強アルカリ環境では、微生物の細胞膜やウイルスのエンベロープ(外殻)を構成するタンパク質や脂質が変性します。タンパク質はアルカリ条件下で立体構造が崩れ、機能を失います。この作用により、細菌の増殖抑制やウイルスの不活化が起こると考えられています。ただし、これはあくまで理論的なメカニズムであり、実際の効果は試験条件や環境によって異なります。
多孔質構造による吸着
多孔質構造により、漆喰表面は細菌やウイルスを物理的に吸着する能力を持ちます。吸着された微生物は、強アルカリ環境に長時間曝されることになり、不活化される可能性が高まります。
表面積と効果の関係
多孔質構造 による表面積の増大は、微生物との接触機会を増やし、理論上は効果を高める要因となります。 厚塗り仕上げ の漆喰は 薄塗り仕上げ と比較して多孔質構造がより発達しており、表面積が大きくなる傾向があります。
漆喰に関する実証試験データ
長崎大学×関西ペイントの共同研究
長崎大学と関西ペイントの共同研究では、漆喰塗料を用いた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果が検証されました。試験条件は温度25℃、湿度50%の環境下で、漆喰塗料を塗布した試験片にウイルス液を滴下し、接触時間5分後のウイルス量を測定したものです。
試験条件の詳細
この試験では、フィルム密着法ではなく、試験片表面にウイルス液を直接滴下する方法が採用されました。接触時間は5分と比較的短時間です。温度条件・湿度条件は室温に近い環境に設定されています。
試験結果の解釈
試験結果として、5分間の接触で99.9%以上のウイルスの不活化効果が確認されました。これは、漆喰表面に付着したウイルスが短時間で不活化される可能性を示しています。ただし、これは特定の試験条件下での結果であり、実際の居住空間での効果や、長期間の持続性については別途検証が必要です。
漆喰の種類による性能差
厚塗り仕上げと薄塗り仕上げ
厚塗り仕上げ(5mm以上)は多孔質構造が十分に発達し、内部まで吸着が可能です。薄塗り仕上げ(1-2mm)は施工性や意匠性に優れますが、多孔質構造の発達は限定的です。抗菌・抗ウイルス性能の持続性を重視する場合は、厚塗り仕上げが理論上は有利と考えられます。
樹脂入りと純粋漆喰の違い
樹脂を混入した漆喰は、ひび割れ(クラック)抑制や施工性向上の効果がありますが、表面が樹脂でコーティングされる可能性があります。この場合、消石灰の強アルカリ性による作用が制限される可能性があります。純粋漆喰は樹脂を含まないため、消石灰本来の特性が発揮されやすいと考えられます。
このセクションのまとめ
- 漆喰の主成分は消石灰(pH12以上の強アルカリ性)
- 強アルカリ環境が微生物のタンパク質を変性させる理論的メカニズム
- 多孔質構造により表面積が大きく吸着能力が高い
- 長崎大学の研究で5分間の接触で99.9%以上の不活化効果を確認
- 厚塗り・純粋漆喰の方が理論上は性能が期待できる

機能性塗料の抗菌・抗ウイルス性能
機能性塗料は、抗菌・抗ウイルス成分を配合した塗料で、既存の壁面に塗布することで抗菌・抗ウイルス機能を付与できる壁材です。施工の容易さと比較的低コストで導入できる点が特徴ですが、効果の持続性については塗料の種類や使用環境により差があります。
機能性塗料の特徴
機能性塗料は、塗料の中に抗菌・抗ウイルス成分を配合したものです。代表的な成分としては、銀イオン、光触媒(酸化チタン)、キトサン、各種無機系抗菌剤などがあります。これらの成分は、塗膜表面で細菌の増殖を抑制したり、ウイルスを不活化したりする作用を持つとされています。
機能性塗料の利点は、既存の壁紙やクロスの上から塗布できる施工性の高さです。壁を撤去する必要がないため、工期が短く、コストを抑えることができます。また、色や質感のバリエーションも豊富で、デザイン性と機能性を両立できる点も特徴です。
一方で、塗膜表面が摩耗や汚れにより劣化すると、抗菌・抗ウイルス成分が表面に露出しにくくなり、効果が低下する可能性があります。このため、定期的なメンテナンスや塗り替えが必要になる場合があります。
実証試験データ
機能性塗料の抗菌・抗ウイルス性能は、各メーカーが独自に試験を実施し、データを公開しています。試験方法は主にJIS Z 2801やISO 21702に準拠したものが用いられます。
例えば、ある光触媒配合塗料では、JIS Z 2801に基づく抗菌試験で抗菌活性値3以上(99.9%以上の増殖抑制)が確認されています。試験条件は温度35℃、湿度90%以上、24時間培養です。また、ISO 21702に準拠した抗ウイルス試験では、温度25℃、湿度50%、接触時間24時間の条件で、特定のウイルスに対して99%以上の減少率が報告されています。
銀イオン配合塗料の場合、抗菌試験で抗菌活性値2以上を示すデータが多く見られます。試験条件は塗料により異なりますが、概ね温度25-35℃、湿度50-90%の範囲で実施されています。接触時間は24時間が標準ですが、一部の製品では6時間や12時間での効果を測定している場合もあります。
ただし、これらの試験データは各メーカーが個別に実施したものであり、試験条件が統一されていないケースが多いため、単純な性能比較は困難です。また、試験に使用される細菌やウイルスの種類も製品によって異なるため、データを読み解く際には試験条件の詳細を確認する必要があります。
効果の持続性について
機能性塗料の効果持続性は、配合される抗菌・抗ウイルス成分の種類と、塗膜の耐久性に依存します。光触媒塗料の場合、紫外線や可視光により抗菌・抗ウイルス作用が活性化されるため、光が当たる環境下では効果が持続しやすいとされています。ただし、光が届きにくい場所では効果が限定的になる可能性があります。
銀イオン配合塗料は、塗膜表面から銀イオンが徐々に溶出することで効果を発揮します。このため、表面の摩耗や洗浄により銀イオンが失われると、効果が低下していきます。一般的な使用環境下では、3-5年程度で効果が減衰するとされていますが、これは使用環境や清掃頻度により大きく変動します。
キトサンなどの有機系抗菌剤を配合した塗料は、比較的安価で施工しやすい反面、紫外線や熱による劣化が起こりやすく、効果の持続性は無機系抗菌剤と比較して短い傾向があります。
効果の持続性を維持するためには、塗膜表面を清潔に保つことが重要です。汚れが付着すると、抗菌・抗ウイルス成分が覆われてしまい、効果が低下します。また、強い洗剤や研磨剤を使用した清掃は塗膜を傷める可能性があるため、メーカーが推奨する清掃方法に従うことが推奨されます。
多くのメーカーは、効果を維持するために5-10年ごとの塗り替えを推奨しています。ただし、これは標準的な使用環境を想定したものであり、実際の塗り替え時期は使用状況により判断する必要があります。
このセクションのまとめ
- 銀イオン・光触媒・キトサンなどの抗菌成分を配合した塗料
- 既存壁面に塗布可能で施工性が高い
- JIS規格に基づく試験で抗菌活性値2-3以上を示すデータあり
- 効果の持続性は3-5年程度、表面の摩耗や汚れにより低下
- 定期的なメンテナンスと5-10年ごとの塗り替えが推奨される

機能性壁紙の抗菌・抗ウイルス性能
機能性壁紙は、抗菌・抗ウイルス加工が施された壁紙(クロス)で、既存の壁紙の上から貼り替えることで抗菌・抗ウイルス機能を付与できる壁材です。施工の手軽さとデザインの多様性から、住宅やオフィスで広く採用されています。
機能性壁紙の特徴
機能性壁紙は、壁紙の表面に抗菌・抗ウイルス加工を施したものです。加工方法としては、表面に抗菌剤をコーティングする方法や、壁紙の基材に抗菌剤を練り込む方法があります。主な抗菌成分は、銀系無機抗菌剤、有機系抗菌剤、第四級アンモニウム塩などです。
機能性壁紙の最大の利点は、施工の容易さとコストパフォーマンスです。既存の壁紙を剥がして新しい壁紙を貼るだけで、抗菌・抗ウイルス機能を導入できます。工期は1-2日程度と短く、大規模な工事が不要です。また、デザインや色柄のバリエーションが豊富で、インテリアに合わせた選択が可能です。
一方で、壁紙表面は比較的平滑で非多孔質であるため、漆喰のような多孔質構造による吸着効果は期待できません。抗菌・抗ウイルス効果は主に表面処理による化学的作用に依存しています。また、表面の摩耗や経年劣化により、効果が徐々に低下していく点にも注意が必要です。
サンゲツの試験データ
国内大手壁紙メーカーのサンゲツは、抗ウイルス壁紙に関する試験データを公開しています。試験方法はISO 21702に準拠し、特定のウイルスに対する不活化効果を測定しています。
試験条件は温度25℃、湿度50%、接触時間24時間です。試験結果として、抗ウイルス活性値2以上(99%以上の減少率)が確認されています。この試験は、フィルム密着法により壁紙表面とウイルスを密着させた状態で実施されるため、実際の使用環境での効果とは異なる可能性があります。
また、サンゲツの抗菌壁紙については、JIS Z 2801に基づく抗菌試験も実施されています。試験条件は温度35℃、湿度90%以上、接触時間24時間で、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの一般的な細菌に対して抗菌活性値2以上が確認されています。
これらの試験データは、壁紙表面に付着した細菌やウイルスが24時間後にどの程度減少するかを示すものです。即効性を示すものではなく、一定時間の接触により効果が発揮されることを示しています。
他のメーカーの機能性壁紙についても、同様の試験規格に基づくデータが公開されています。ただし、試験に使用される細菌やウイルスの種類、試験条件の詳細はメーカーや製品により異なるため、データを比較する際には注意が必要です。
効果の持続性について
機能性壁紙の効果持続性は、抗菌剤の種類と加工方法により異なります。表面コーティングタイプの壁紙は、表面の摩耗や汚れにより抗菌剤が覆われると効果が低下します。基材練り込みタイプは、表面が摩耗しても内部の抗菌剤が露出するため、比較的持続性が高いとされています。
一般的な使用環境下では、機能性壁紙の抗菌・抗ウイルス効果は5-7年程度持続するとされています。ただし、これは壁紙自体の寿命とも関連しており、壁紙の変色や汚れ、剥がれなどが生じた場合は、抗菌効果の有無に関わらず貼り替えが必要になります。
壁紙表面の清掃方法も効果の持続性に影響します。水拭きや中性洗剤を使用した軽い清掃は問題ありませんが、アルコールや強い洗剤を使用すると、表面の抗菌加工が劣化する可能性があります。メーカーの取扱説明書に従った清掃方法を守ることが重要です。
壁紙メーカーの多くは、一般的な住宅環境での壁紙の貼り替え周期を10年程度としています。機能性壁紙の場合も同様の周期での貼り替えが推奨されており、この周期内であれば抗菌・抗ウイルス効果が一定程度維持されると考えられています。
機能性塗料と比較すると、機能性壁紙は貼り替えが比較的容易で、状況に応じて柔軟に対応できる利点があります。例えば、特定の部屋だけ機能性壁紙に変更する、数年後に異なるデザインに変更するといった対応が可能です。
このセクションのまとめ
- 表面に抗菌剤をコーティングまたは基材に練り込んだ壁紙
- サンゲツの試験データで24時間接触後に99%以上の減少率を確認
- 施工が容易でデザインバリエーションが豊富
- 効果の持続性は5-7年程度、表面の摩耗や汚れにより低下
- 10年程度での貼り替えが一般的で、状況に応じた柔軟な対応が可能

壁材別の試験データ比較表
各壁材の抗菌・抗ウイルス性能を客観的に比較するため、公開されている試験データを整理します。ただし、試験条件が異なるデータを単純比較することはできないため、各データの背景を理解した上で参照してください。
比較表の見方
試験データを比較する際には、以下の点に注意が必要です。まず、試験規格が同じでも、試験実施機関や試験条件(温度・湿度・接触時間)が異なれば、結果も変わる可能性があります。次に、試験に使用される細菌やウイルスの種類も重要な要素です。大腸菌に対する効果と黄色ブドウ球菌に対する効果は必ずしも同じではありません。
また、抗菌活性値や減少率は対数表記されることが多く、活性値1の差は10倍の効果の差を意味します。例えば、活性値2は99%減少、活性値3は99.9%減少、活性値4は99.99%減少を示します。
試験データは、あくまで特定の試験条件下での結果であり、実際の居住空間での効果を保証するものではありません。この点を踏まえた上で、以下の比較表を参照してください。
各壁材の試験条件と結果
漆喰壁(漆喰塗料)
- 試験実施機関:長崎大学×関西ペイント
- 試験対象:SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)
- 試験条件:温度25℃、湿度50%、接触時間5分
- 結果:99.9%以上の不活化
- データソース:関西ペイント公式発表(2020年)
- 備考:短時間での効果を測定、特定の塗料製品での結果
機能性塗料(光触媒塗料の例)
- 試験実施機関:各メーカー
- 試験規格:JIS Z 2801(抗菌)、ISO 21702(抗ウイルス)
- 試験条件:温度25-35℃、湿度50-90%、接触時間24時間
- 結果:抗菌活性値2-3以上(99-99.9%の増殖抑制)
- データソース:各メーカーカタログ
- 備考:製品により成分や効果が異なる
機能性壁紙
- 試験実施機関:サンゲツほか
- 試験規格:JIS Z 2801(抗菌)、ISO 21702(抗ウイルス)
- 試験条件:温度25-35℃、湿度50-90%、接触時間24時間
- 結果:抗菌活性値2以上、抗ウイルス活性値2以上(99%以上の減少)
- データソース:サンゲツカタログ、各メーカー公開データ
- 備考:表面加工タイプと基材練り込みタイプで持続性が異なる
試験条件が異なることによる注意点
上記の比較表を見ると、漆喰壁の試験は接触時間5分、機能性塗料と機能性壁紙は24時間と大きく異なります。接触時間が短いほど即効性を、長いほど持続的な効果を示していると解釈できますが、単純に「5分で効果がある方が優れている」とは言えません。
温度条件・湿度条件も試験により異なります。一般的に、温度が高く湿度が高い条件では微生物の活動が活発になるため、抗菌・抗ウイルス効果がより明確に現れやすくなります。逆に、低温低湿の条件では効果が限定的になる可能性があります。
また、試験に使用される微生物の種類も重要です。漆喰壁の試験ではSARS-CoV-2という特定のウイルスが使用されていますが、機能性塗料や機能性壁紙の試験では大腸菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザウイルスなど、製品により異なる微生物が使用されています。すべての微生物に対して同じ効果があるとは限りません。
試験方法の違いも考慮が必要です。漆喰壁の試験では試験片にウイルス液を直接滴下する方法が採用されていますが、JIS Z 2801やISO 21702ではフィルム密着法が使用されます。試験方法が異なれば、結果の意味も変わってきます。
これらの理由から、異なる条件で実施された試験データを単純に比較し、「どの壁材が最も優れているか」を判断することは適切ではありません。各壁材の特性と試験条件を理解した上で、使用目的や環境に応じた選択を行うことが重要です。
このセクションのまとめ
- 漆喰壁は5分で99.9%以上の不活化、機能性塗料・壁紙は24時間で99%以上の減少
- 試験条件(温度・湿度・接触時間)が異なるため単純比較は不適切
- 試験に使用される微生物の種類も製品により異なる
- 抗菌活性値の1の差は効果の10倍の差を意味する
- 実際の居住空間での効果は試験結果と異なる可能性がある

試験環境と実際の居住空間の違い
これまで紹介してきた試験データは、管理された実験室環境で得られた結果です。実際の居住空間とは大きく異なる条件下で実施されているため、試験結果をそのまま実生活に当てはめることはできません。ここでは、試験環境と実際の居住空間の違いを整理し、壁材の抗菌・抗ウイルス性能を現実的に理解するための視点を提供します。
試験環境の特徴
抗菌・抗ウイルス試験は、高度に管理された実験室環境で実施されます。温度条件は25℃または35℃に固定され、湿度条件も50%または90%といった特定の値に維持されます。これらの条件は試験中一定に保たれ、外部からの影響を受けません。
試験では、試験片表面に一定量の菌液またはウイルス液を直接接種します。フィルム密着法の場合、フィルムで覆うことにより、微生物が試験片表面に密着した状態を維持します。この状態は、実際の生活空間では極めて稀な状況です。
また、試験は単一の菌種またはウイルス種を用いて実施されます。他の微生物や有機物、化学物質などの影響を排除した純粋な条件下で、特定の微生物に対する効果のみを測定します。試験時間も24時間や5分といった固定された時間で、途中での環境変化はありません。
実際の居住空間との違い
実際の居住空間では、温度条件・湿度条件は常に変動しています。季節による変化はもちろん、1日の中でも朝晩で温度差があり、暖房や冷房の使用によっても大きく変わります。湿度も天候や換気の状態により変動します。
壁面に微生物が付着する機会は限定的です。試験のように大量の菌液やウイルス液が壁面に直接付着することは、通常の生活ではほとんどありません。仮に付着したとしても、フィルムで密着させるような状態は生じず、乾燥や換気により壁面から離れる可能性が高くなります。
居住空間には多数の微生物が共存しており、壁面に付着する微生物も単一種ではありません。また、ほこり、油分、水分、化学物質など様々な物質が壁面に付着します。これらの汚れは、抗菌・抗ウイルス成分の作用を妨げる可能性があります。
換気は居住空間の大きな特徴です。窓を開ける、換気扇を回すなどにより、室内の空気は常に入れ替わります。これにより、壁面に付着する前に微生物が排出される可能性が高くなります。人の出入りや清掃も頻繁に行われ、壁面の状態は常に変化しています。
壁材の抗菌性能が期待できる条件
壁材の抗菌・抗ウイルス性能が一定程度期待できる条件としては、以下が考えられます。まず、微生物が壁面に直接付着した場合です。例えば、手で壁を触った際に付着した細菌や、飛沫が壁面に付着した場合などです。
次に、壁面が清潔に保たれている場合です。汚れが少ない状態では、抗菌・抗ウイルス成分が表面に露出しており、効果が発揮されやすくなります。また、適度な温度・湿度が維持されている場合も、試験条件に近い環境となるため、一定の効果が期待できます。
換気が不十分で、微生物が壁面に長時間接触する環境では、壁材の抗菌・抗ウイルス性能が相対的に重要性を増します。ただし、このような環境自体が望ましくないため、まず換気を改善することが優先されます。
壁材の抗菌性能が期待しにくい条件
壁材の抗菌・抗ウイルス性能が期待しにくい条件もあります。まず、空気中に浮遊している微生物に対しては、壁材は直接的な効果を持ちません。壁材の抗菌・抗ウイルス性能は表面での作用であり、空間全体のウイルスや細菌を減少させるものではありません。
壁面が汚れている場合、抗菌・抗ウイルス成分が汚れに覆われ、効果が低下します。定期的な清掃が行われていない環境では、壁材の性能は十分に発揮されません。また、極端に低温または高温の環境、極端に乾燥または多湿の環境では、試験条件と大きく異なるため、試験データから予測される効果が得られない可能性があります。
換気が十分に行われている環境では、微生物が壁面に付着する前に排出されるため、壁材の抗菌性能が発揮される機会自体が少なくなります。これは望ましい状態ですが、壁材の効果を実感しにくい条件でもあります。
壁材の経年劣化も考慮が必要です。施工直後は十分な性能があっても、時間の経過とともに表面が劣化し、抗菌・抗ウイルス成分が失われていきます。メンテナンスや更新が行われていない場合、期待される効果は得られません。
このセクションのまとめ
- 試験は温度・湿度が一定の管理環境で実施、実際の居住空間は常に変動
- 試験では微生物を直接接種、実生活では壁面への付着機会は限定的
- 壁面が清潔で微生物が直接付着した場合に効果が期待できる
- 空気中の浮遊微生物や汚れた壁面では効果が期待しにくい
- 換気・清掃などの基本的な衛生習慣が最も重要

壁材を選ぶ際の考え方
壁材の選択は、抗菌・抗ウイルス性能だけでなく、様々な要素を総合的に判断する必要があります。ここでは、実用的な視点から壁材を選ぶ際の考え方を整理します。
抗菌性能以外の要素も含めた総合判断
壁材を選ぶ際には、抗菌・抗ウイルス性能以外にも考慮すべき要素が多数あります。まず、初期費用と維持費用です。漆喰壁は初期施工費用が高額ですが、長期的な持続性があります。機能性塗料は中程度の初期費用で、5-10年ごとの塗り替えが必要です。機能性壁紙は初期費用が比較的安価で、貼り替えも容易ですが、10年程度での更新が推奨されます。
次に、 意匠(デザイン) の自由度も重要です。機能性壁紙は色柄のバリエーションが豊富で、インテリアに合わせた選択が容易です。機能性塗料も色の選択肢が多く、質感の調整も可能です。漆喰壁は独特の風合いと質感がありますが、色の選択肢は限定的です。
調湿性 も考慮すべき要素です。漆喰壁は多孔質構造により優れた調湿性能を持ち、室内の湿度を調整する効果があります。機能性塗料や機能性壁紙にも調湿機能を付加した製品がありますが、漆喰ほどの効果は期待できません。
メンテナンス性も重要です。機能性壁紙は汚れた部分のみ部分的に貼り替えることができます。機能性塗料は部分的な 塗り直し が可能ですが、色合わせが難しい場合があります。漆喰壁は部分補修が可能ですが、職人の技術が必要になります。
耐久性と 経年変化 も考慮すべきです。漆喰壁は適切に施工されれば数十年の耐久性がありますが、ひび割れが生じる可能性があります。機能性壁紙は10年程度で変色や剥がれが生じることがあります。機能性塗料は5-10年で再塗装が推奨されます。
使用場所による選択
壁材の選択は、使用する場所の特性に応じて行うことが効果的です。寝室のように長時間滞在する部屋では、調湿性能や持続性を重視し、漆喰壁を検討する価値があります。抗菌・抗ウイルス性能も長期的に維持されることが期待できます。
リビングやダイニングなど、人の出入りが多く通気性が比較的良い部屋では、機能性壁紙が適している場合があります。デザインの変更が容易で、ライフスタイルの変化に対応しやすい利点があります。
トイレや洗面所など、狭く換気が限定的な空間では、抗菌・抗ウイルス性能が相対的に重要性を増します。ただし、これらの空間は湿度が高く汚れやすいため、清掃のしやすさも重要な選択基準になります。機能性壁紙や機能性塗料は清掃が容易で、定期的な更新もしやすいという利点があります。
子供部屋や高齢者の部屋では、安全性と清潔性のバランスが重要です。漆喰壁は自然素材で化学物質の放出が少なく、アレルギーへの配慮が可能です。一方で、壁を傷つけやすい環境では、補修のしやすい機能性壁紙が適している場合もあります。
オフィスや店舗など、不特定多数が利用する空間では、抗菌・抗ウイルス性能とメンテナンス性の両立が求められます。機能性塗料は広い面積に対応しやすく、定期的な塗り替えにより清潔感を維持できます。
換気・清掃との組み合わせ
壁材の抗菌・抗ウイルス性能は、 換気 や清掃といった基本的な衛生習慣と組み合わせることで、初めて効果的に機能します。換気は室内の微生物濃度を下げる最も効果的な方法です。定期的な換気により、微生物が壁面に付着する前に排出され、室内環境全体が改善されます。
清掃は壁材の抗菌・抗ウイルス性能を維持するために不可欠です。壁面に汚れが蓄積すると、抗菌・抗ウイルス成分が覆われ、効果が低下します。定期的な清掃により、壁面を清潔に保つことが重要です。ただし、清掃方法は壁材の種類により異なります。
漆喰壁は水拭きや中性洗剤による軽い清掃が可能ですが、強い摩擦は表面を傷める可能性があります。機能性壁紙は水拭きや中性洗剤での清掃が可能ですが、アルコールや強い洗剤は表面加工を劣化させる可能性があります。機能性塗料も同様に、メーカー推奨の清掃方法に従うことが重要です。
換気と清掃を適切に行った上で、壁材の抗菌・抗ウイルス性能を補助的な要素として位置づけることが、現実的なアプローチです。壁材の性能に過度に依存せず、基本的な衛生習慣を維持することが、室内環境改善の基本となります。
壁材の選択は、初期費用、維持費用、使用場所の特性、ライフスタイル、メンテナンス能力など、多面的な要素を考慮して行うべきです。抗菌・抗ウイルス性能は重要な要素の一つですが、それだけで判断するのではなく、総合的な視点から最適な選択をすることが推奨されます。
このセクションのまとめ
- 抗菌性能だけでなく費用・意匠性・調湿性・メンテナンス性を総合判断
- 使用場所の特性(滞在時間・換気状況・汚れやすさ)に応じた選択が重要
- 換気と清掃が最も効果的で、壁材の性能は補助的な要素
- 壁材の種類により適切な清掃方法が異なる
- ライフスタイルや予算に合わせた現実的な選択を推奨
この記事のまとめ
本記事では、壁材の抗菌・抗ウイルス性能について、公開されている試験データをもとに客観的な情報を整理しました。漆喰壁、機能性塗料、機能性壁紙それぞれの特性と試験結果を紹介し、試験環境と実際の居住空間の違いについても解説しました。
各壁材には異なる特徴があります。漆喰壁は消石灰の強アルカリ性と多孔質構造により、長期的な持続性が期待できます。機能性塗料は施工性が高く、定期的な塗り替えにより効果を維持できます。機能性壁紙はデザインの自由度が高く、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
重要なのは、試験データはあくまで管理された条件下での結果であり、実際の居住空間での効果を保証するものではないという点です。試験条件(温度条件・湿度条件・接触時間)が異なるデータを単純比較することはできません。また、壁材の抗菌・抗ウイルス性能は、壁面に付着した微生物に対する作用であり、空間全体や空気中の微生物に対する直接的な効果ではありません。
壁材選びにあたっては、抗菌・抗ウイルス性能だけでなく、初期費用、維持費用、意匠性、調湿性能、メンテナンス性など、多面的な要素を総合的に判断することが重要です。使用場所の特性やライフスタイルに応じた現実的な選択を行ってください。
最も重要なのは、壁材の性能に過度に依存せず、換気や清掃といった基本的な衛生習慣を維持することです。これらの習慣と組み合わせることで、壁材の抗菌・抗ウイルス性能は補助的な役割を果たします。室内環境の改善は、複数の要素を総合的に整えることで実現されます。
本記事が、壁材を選択する際の判断材料として役立てば幸いです。具体的な製品選びや施工方法については、専門業者に相談し、ご自身の住環境に最適な選択をされることをお勧めします。
参考資料・引用元一覧
本記事で引用・参照した公的機関、研究機関、業界団体の資料を以下に記載します。
規格・基準関連
SIAA(抗菌製品技術協議会)
日本産業規格(JIS)
- JIS Z 2801:抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果 日本規格協会
国際標準化機構(ISO)
- ISO 21702:Measurement of antiviral activity on plastics and other non-porous surfaces
研究・実証データ
長崎大学×関西ペイント共同研究
- 漆喰塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化を実証 関西ペイント株式会社公式発表(2020年)
北里大学
- 医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について 北里大学大村智記念研究所
製品データ
サンゲツ
- 抗ウイルス壁紙試験データ サンゲツ公式ウェブサイト
公的機関
厚生労働省
- 新型コロナウイルスに関する情報
経済産業省(NITE)
- 新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価
米国疾病対策センター(CDC)
- COVID-19感染経路に関するガイドライン
注意事項
本記事で紹介した試験データや研究結果は、執筆時点(2025年2月)で公開されている情報に基づいています。今後、新たな研究結果や試験データが公開される可能性があります。最新の情報については、各機関の公式ウェブサイトをご確認ください。
また、具体的な製品の性能や施工方法については、各メーカーや施工業者に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。


