
薄塗り仕上げとは?
定義:既存下地の上に0.3〜3mm程度の薄い層をコテやローラーで形成し、肌(テクスチャー)と色・機能を付与する仕上げ。
読み方 / 英語:うすぬりしあげ / thin-coat finish, skim coat, microtopping
現場での使いどころ/目的
- 内装(壁・天井):既存塗膜やPBの上に薄層でフラット化/微細テクスチャー付与/色調整。
- 床・カウンター(微厚):マイクロトッピング系でコンクリート調の意匠(要下地強度)。
- 外壁改修:既存モルタル・サイディングのヘアクラック隠蔽や色・肌リフレッシュ(下地補修後)。
- 目的:工期短縮・荷重低減・粉塵抑制を優先しつつ、面の通りと意匠を両立。
似ている用語との違い
- 下地調整(パテ/フィラー):欠損や段差を埋める“補修層”。仕上げではない。薄塗り仕上げは見える層。
- 中塗り仕上げ:中塗り(土・モルタル等)を厚めに塗ってそのまま見せる素朴意匠。薄塗りは極薄層で繊細な肌。
- 塗装仕上げ(ペイント):主に膜(塗料)で色・機能付与。薄塗り仕上げは鉱物粉体や樹脂+骨材で“肌”を作る。
- 厚塗り仕上げ(漆喰・珪藻土の厚付け等):1〜10mm超の容積で意匠形成。薄塗りは下地の平滑度に強く依存。
施工上の注意点・よくあるミス
- 含水率・アルカリ:新設モルタルは乾燥不足だとはがれ・白華の原因。基準含水率・養生期間を守る。
- 素地調整:ヤセ・段差・ビス頭の**テレグラフ(透け)**は最頻出。パテで面出し→**シーラー(適合品)**で吸い込み統一。
- 塗り厚と回数:一度に厚付けすると割れ・縮み痩せ。指定希釈で薄塗り多回が基本。
- コテ圧/乾燥:押さえすぎ=ムラ・焼け。低温高湿では乾燥遅延と粘着、高温乾燥では早期皮張りに注意。
- 付着試験:改修下地(旧塗膜・塩ビクロス・ボード)では試験施工と密着確認を行う。
関連用語
左官仕上げ/下地調整/シーラー/フィラー/スキムコート/マイクロトッピング/中塗り仕上げ/上塗り仕上げ/テクスチャー/ジョリパット/トップコート
