マーブルフィールは高級感のある自然素材 色、質感、施工単価などを左官のプロが解説。
いよいよ施工開始、国内産漆喰との違いは?
まずは、下地用壁紙貼りからのスタートです。以前のblogでも紹介した パルプウォール工法 と同じになります。下地用壁紙が貼れたら、いよいよ「マーブルフィール」塗りの施工になりますが、今回は事前に工務店の設計さんの立会いのもと、メーカーから出されたサンプルと照らし合わせながら、あらかじめ職人さんに塗ってもらい、仕上げパターンの確認をとってから施工に入りました。よくあるトラブルとして、施工後にお施主様や設計さんから仕上げパターンの違いや、仕上がりのイメージの違いなどで指摘を受けて、最悪の場合は塗り直しなんてこともありますので、十分な確認作業をしたうえで施工が重要になってきます。
仕上がりをチェック 気になる価格は?
施工完了です。できる限りサンプルのイメージ通りに仕上がるよう、施工中は何度も確認に行きました。小さい面積のサンプルと、実際に大きな面積の壁を塗った場合と比べると、仕上げパターンによっては雰囲気が変わってしまうことがあるので、実際に現場で立ち会って確認してもらいながら施工を進めるのが確実な方法かと思います。今回の現場は完了後に設計さんに確認していただき、いい感じに仕上がっていますね、とのお言葉をいただきました。また価格に関してですが、使う材料や仕上げパターンによって変わってくるので、一概には言えないのですが、今回のような海外製漆喰ですと、おおむね¥8,500/㎡~、国産漆喰ですとおおむね¥6,500~といったところでしょうか。海外製の漆喰のほうが、材料費は高めです。
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質問: マーブルフィールとはどのような素材ですか?回答: ドイツ製の自然素材漆喰で、骨材の大きさによって「フェザーフィール」「マーブルフィール」「カルクフィール」に分かれます。中間サイズの骨材を使った上質で落ち着いた仕上がりが特徴です。
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質問: マーブルフィールのメリットは何ですか?回答: 高級感のある質感、自然素材ならではの 調湿性 や耐久性が魅力です。特にリビングや玄関など、人が集まる空間に適しています。
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質問: マーブルフィールのデメリットはありますか?回答: 国産漆喰に比べて材料費が高く、施工単価も上がります。また濃い色の表現が難しく、施工には職人の技術が必要です。
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質問: 施工の流れはどうなりますか?回答: 下地用壁紙「バリオフリース」を貼り、その上に主材を塗布します。寒水石などを混ぜて模様を作り、木鏝や金鏝で仕上げていきます。(※金鏝仕上げ)
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質問: 施工単価はどれくらいですか?回答: 海外製漆喰のマーブルフィールはおおむね8,500円/㎡~、国産漆喰は6,500円/㎡~が目安です。仕上げパターンや使用する材料によって変動します。

合同会社 伊良湖屋 代表
対応エリア:高浜市、碧南市、半田市、西尾市など愛知県内全域、その他(岐阜、三重など一部)
対応できる工事:漆喰、珪藻土、モルタル外壁、内装工事、外構工事、屋根工事
お薦めのデザイン:コンクリート系, スタッコ系などシンプルなデザイン。
備考:某自動車ディーラーの営業職を経て、2000年に株式会社川幸に入社。以降は新築、リフォーム、補修などの内外装工事に携わり2020年に独立。左官だけでなく屋根など住宅工事全般の多岐に渡る業種に精通する。週末、子供を連れて近所に釣りに行くのが趣味。
プロフィール:
愛知県高浜市、子(ね)年、さそり座
【好きなもの】カニ、ハイボール、釣り、野球観戦、かわぐちかいじの漫画、魚捌き系youtube動画、地元の祭りに参加すること
【苦手なもの】脂ののった刺身、酢豚のパイナップル、ラッキョウ、猫、筆ペン
【マイブーム】土曜日の夜にラーメンを食べに行く