
金鏝仕上げは、コンクリートやモルタルの表面を金鏝で押さえて平滑に仕上げる工法で、床や土間に多用される。
金鏝仕上げは、施工途中で硬化し始めたコンクリートやモルタル表面を金属製の鏝(こて)で押さえて平らに均す仕上げ方法。表面は緻密で滑らかになり、摩耗に強く、耐久性も高い。工場や倉庫、ガレージ、住宅の土間コンクリートなど、強度と清掃性が求められる床に広く用いられる。金鏝の押さえ具合やタイミングによって仕上がりが左右されるため、熟練した職人の技術が必要とされる。一方で施工タイミングを誤ると ブリーディング水 が閉じ込められ、乾燥収縮や微細なひび割れを誘発する場合がある。また、表面が緻密であるため雨の日や水濡れ時には滑りやすく、外部利用では注意が必要。