
段鼻(だんばな/stair nosing)とは?
階段の踏面(足を乗せる面)の先端部分にある出っ張りやエッジ形状を指す。視認性の向上や滑り防止、エッジの保護を目的として設けられる重要なディテールで、左官・タイル・木工など各仕上げで形状や納まりが異なる。
使いどころ/目的
- 内装(住宅・施設)
・踏み外し防止のため視認性を高める
・滑り止め材やノンスリップ金物を組み込む - 外構(屋外階段・アプローチ)
・雨天時の滑り防止
・凍害・摩耗からエッジを保護 - 下地・仕上げ別
・モルタル仕上げ:面取りや丸みを付けて モルタル の欠け防止
・タイル仕上げ:段鼻タイルや金物で保護
・コンクリート:打設時に型枠で形状を作る
※「段差」や「蹴上げ」と混同されやすいが、段鼻はあくまで踏面の先端形状を指す。
似ている用語
- 段差:高さの違い全体を指す/用途:バリア判定など/材料:問わない/注意:段鼻とは範囲が違う
- 蹴上げ(けあげ):段の垂直部分/用途:寸法設計/材料:モルタル・木など/注意:段鼻とは面が異なる
- 踏面(ふみづら):足を乗せる水平面/用途:歩行部分/材料:各種仕上げ/注意:段鼻はその先端部
- ノンスリップ:滑り止め部材/用途:安全性向上/材料:金物・樹脂/注意:段鼻に設置されることが多い
施工上の注意点・よくあるミス
- エッジを鋭利にしすぎると欠けやすい(軽く面取りする)
- モルタルは乾燥収縮で角が割れやすいため、押さえタイミングに注意
- 屋外では勾配不足により水が溜まり劣化しやすい
- ノンスリップ材の高さ・出寸法が不揃いだとつまずきの原因になる
- 下地精度が悪いと段鼻ラインが通らず、美観を損ねる
関連する用語
階段(ステップ・段差設計)
踏面/蹴上げ/ノンスリップ/面取り/見切り材
役物 / 出隅 / 入隅 / 見切り材 / 金鏝仕上げ / 洗い出し / 巾木 / 笠木 / 仕舞い / 鏝 / 左官仕上げ
