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シーラーとは?
シーラーとは、下地の吸水調整と上塗り材の密着性向上を目的として、仕上げ前に塗布する下地調整材。
読み方:しーらー
英語表記:sealer
モルタルやコンクリートなどの多孔質下地に塗布し、表層を安定させることで、仕上げ材の性能を適切に発揮させる役割を担う。
使いどころ/目的
- 左官仕上げ前処理:モルタル・《漆喰》・《珪藻土》仕上げ前の吸水ムラ防止
- 塗装下地調整:旧塗膜・新設下地の密着性確保
- 補修・改修工事:劣化下地の表層強化
- 異素材取り合い:下地性状が異なる部位での仕上がり安定
※仕上げ材そのものではなく、工程材である点に注意。
似ている用語
- シーラー と プライマー
シーラーは吸水調整が主目的。プライマーは接着補助の意味合いが強い。用途が重なる場合もある。 - シーラー と フィラー
フィラーは凹凸補正用。シーラーは表層安定化が目的。役割が異なる。 - シーラー と バインダー
バインダーは材料成分そのもの。シーラーは下地処理材。 - シーラー と 下塗り材
下塗り材は製品体系の一部。シーラーは工程概念として使われることが多い。
施工上の注意点・よくあるミス
- 過剰塗布:表面がガラス状になり《密着性》低下の原因
- 乾燥不足:上塗り材の硬化不良・剥離につながる
- 下地不適合:油分・粉塵除去不足で効果を発揮しない
- 材料選定ミス:仕上げ材との相性確認を怠ると不具合が出やすい
関連する用語
下地調整・仕上げ工程
プライマー、下地処理、下塗り、下地調整材、塗り直し
Author:KABE-DAN ウェブteam



