
経年変化(けいねんへんか/Aging・Patina)とは?
経年変化とは、時間の経過とともに材料や仕上げの色・質感・風合いが変わっていく現象を指します。
英語では Aging、意匠的価値を含めて語る場合は Patina と表現されます。劣化と混同されがちですが、左官・建築の文脈では素材本来の変化を味わいとして評価する概念です。
使いどころ/目的
内装
外壁・外構
下地条件・用途上の注意
- 経年変化=必ずしも性能低下ではない
- 劣化(剥離・粉化)と区別して説明・設計する
- 素材ごとに変化速度・方向性が異なる
似ている用語
- 劣化
定義:性能・機能が低下する変化
用途:診断・補修判断
材料:全建材
注意点:経年変化とは別概念 - 風化
定義:自然環境で表面が変質する現象
用途:外部仕上げ
材料:石・モルタル
注意点:進行しすぎると劣化 - 白華(エフロレッセンス)
定義:可溶性塩類が表面に析出
用途:外壁トラブル
材料:セメント系
注意点:経年変化と誤解されやすい - パティーナ
定義:時間で生まれる美的表情
用途:意匠評価
材料:金属・左官
注意点:意図的に語る文脈が必要
施工上の注意点・よくあるミス
- 温湿度:急乾燥は色ムラを固定化しやすい
- 下地:吸水ムラは将来の表情差を拡大
- 乾燥:初期養生不足で“劣化”に転ぶ
- 道具:鏝圧・回数の違いが後年まで残る
- 商品差:配合・産地で変化の出方が変わる
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