左官工事の概要
| 施工内容 | モルタル/外壁・外装 |
|---|---|
| 商品、工法 | 富士川建材工業、外壁通気ラスモル工法 |
| エリア&物件 | 愛知県内 |
| 日付 | 2026-07-01 |
左官のプロが解説
新築物件の外壁に、富士川建材工業の「外壁通気ラスモル工法」を採用したモルタル仕上げの事例です。本工程では、モルタルの脱落やひび割れを防ぎ、壁体内の湿気を逃がすための重要な下地となる「通気ラス(金網)」を施工しています。この下地を丁寧に張ることで、軽量モルタル特有の優れた耐久性と防火性を最大限に発揮させることができます。
画像

よくある質問
-
質問: 外壁通気ラスモル工法とはどのような工法ですか?回答: 通気層を確保した外壁下地の上にラスを施工し、その上から軽量モルタルを塗る外壁工法です。防水・通気・ラス・モルタルを組み合わせて外壁を構成します。
-
質問: 通気ラスは何のために施工するのですか?回答: モルタルを保持する下地として機能するとともに、通気工法の外壁構成の一部として使用されます。ラスの張り方や固定方法が、その後のモルタル施工に影響します。
-
質問: 通気ラスを張れば外壁のひび割れを完全に防げますか?回答: 完全に防げるわけではありません。ひび割れは下地の動きやモルタルの乾燥収縮、施工条件など複数の要因で発生するため、外壁全体の仕様と施工管理が重要です。
-
質問: 開口部まわりのラス施工はなぜ重要ですか?回答: 窓やサッシまわりは下地が切り替わるため、応力が集中しやすい部分です。ラスの納まりや補強を適切に行うことで、その後のモルタル仕上げを安定させます。
-
質問: 通気ラスは完成後も見える部分ですか?回答: いいえ。軽量モルタルを施工すると見えなくなる下地工程です。完成後には確認できないため、施工中の段階で正しく納めることが重要です。
この施工を担当した会社
株式会社田口業務店の代表。昭和40年創業の二代目として、タイル・左官・土間・外構などの内外装工事に30年以上携わる。店舗や古民家の再生にも精通し、「良い物は長持ち」を信条に地域の住まいの課題解決に取り組んでいる。
- 主な対応エリア
- 長野県|岐阜県|静岡県|愛知県|三重県
- 所在地
- 愛知県名古屋市南区明円町130

【事務局コメント】
田口氏が説明するように、通気ラスは軽量モルタル外壁を支える重要な下地の一つです。ただし、ラスだけで外壁性能が決まるわけではなく、防水紙や通気層、胴縁、モルタル層などを含めた外壁全体の構成として考える必要があります。
写真では、モルタルを塗る前の下地段階がよく分かります。完成後はすべて隠れてしまいますが、この時点でラスの張り方や重なり、開口部まわり、出隅などを適切に納めておくことが、その後のモルタル施工に影響します。
また、通気工法では壁体内に入り込んだ湿気を外へ逃がすための通気経路を確保することが重要です。仕上げ材だけを見るのではなく、下地から外壁全体を一つのシステムとして施工することが、長期的な安定性につながります。