左官工事の概要
| 施工内容 | モルタル/床・土間 |
|---|---|
| 商品、工法 | 墨モルタル(黒モルタル)仕上げ |
| エリア&物件 | 愛知県内(店舗) |
| 日付 | 2026-06-08 |
左官のプロが解説
通常のモルタルに色粉や墨汁を配合し、シックで深みのある黒〜濃灰色に仕上げる「墨モルタル」の店舗床への施工事例です。均一な色合いを出すための繊細な練り混ぜや、コテ斑(むら)のコントロールなど高度な左官技術が必要とされます。乾燥後の色ムラや経年変化が独特の風合いとなり、モダンで高級感のある店舗デザインを引き立てるとともに、落ち着きのある洗練された床面を演出します。
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よくある質問
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質問: 墨モルタルは普通のモルタルと何が違いますか?回答: 黒や濃灰色の色調を持たせることで、通常のモルタルとは異なる深みのある表情をつくれる仕上げです。使用する材料や配合、施工方法によって色味や質感は異なります。
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質問: 墨モルタルは均一な黒色に仕上がりますか?回答: 必ずしも均一にはなりません。乾燥状態や鏝の動きなどによる濃淡やムラが現れることがあり、それを左官仕上げならではの意匠として活かすこともできます。
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質問: 墨モルタルは照明によって見え方が変わりますか?回答: 変わります。濃色の左官面は光の方向や強さによって鏝跡や濃淡が強調されるため、店舗では照明計画も含めて仕上がりを確認することが重要です。
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質問: 墨モルタルは施工直後と乾燥後で色が変わりますか?回答: 水分を含んだ施工直後と乾燥後では色の見え方が異なります。最終的な色味を検討する場合は、乾燥した施工見本で確認することが重要です。
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質問: 墨モルタルを店舗内装に使うメリットは何ですか?回答: 黒から濃灰色の落ち着いた色調に加え、鏝による濃淡や手仕事の表情をつくれる点です。均一な塗装面とは異なる質感を店舗デザインに取り入れられます。
この施工を担当した会社
株式会社田口業務店の代表。昭和40年創業の二代目として、タイル・左官・土間・外構などの内外装工事に30年以上携わる。店舗や古民家の再生にも精通し、「良い物は長持ち」を信条に地域の住まいの課題解決に取り組んでいる。
- 主な対応エリア
- 長野県|岐阜県|静岡県|愛知県|三重県
- 所在地
- 愛知県名古屋市南区明円町130

【事務局コメント】
墨モルタルの特徴は、単にモルタルを黒く着色できることだけではありません。田口氏が触れているように、乾燥による濃淡や鏝の動きが仕上がりに現れるため、塗装による均一な黒とは異なる左官ならではの表情が生まれます。
一方で、このムラを「味」として成立させるには施工時の判断が重要です。黒や濃灰色は光の当たり方によって濃淡が強く見えやすく、写真のように照明が近い場所では、鏝跡や面ごとの表情も目立ちます。均一に消してしまうのではなく、空間全体を見ながらどの程度のムラを残すかが意匠上のポイントになります。
また、墨モルタルは施工直後と乾燥後で見え方が変化します。そのため、色番号だけで完成時の印象を決める材料というより、実際の仕上げ見本や施工条件を含めて色味と表情を確認することが大切です。