
制度・認定の用語集について。
左官や塗り壁の世界では、材料や工法だけでなく、法令・制度・認定・評価基準が見積や仕様選定に大きく影響します。フォースター(F☆☆☆☆)表示やVOC規制、建築基準法に基づく建築確認申請、長期優良住宅の認定基準、産業廃棄物のマニフェスト管理などは、その代表的な例です。どれも「現場で何をどこまでやるべきか」「どの材料を使ってよいか」に関わる重要なルールです。
このページでは、左官工事や内装仕上げに特に関係が深い制度・認定・評価に関する用語を取り上げ、「どの法律・ガイドラインに基づくものか」「設計・施工・施主それぞれにとって何を意味するのか」を整理していきます。単なる法律用語集ではなく、**具体的にどんな場面で効いてくるのか(材料選定/仕様書/産廃処理/性能表示など)**がイメージできることを重視した構成です。
施主にとっては、「安全性・環境配慮・資産価値」に関わる制度をざっくり把握し、提案内容を判断するための手がかりとして。設計者や職人にとっては、法令遵守とコスト・デザインのバランスをとる際の前提知識として、この制度・認定の用語集を活用してください。他の用語集(材料・工程・状態・現象など)とあわせて読むことで、「なぜこの条件や書類が必要なのか」が立体的に見えてくるはずです。
制度・認定の用語一覧

外壁下地(責任施工)
ノンクラック工法と呼ばれる外壁下地の「ひび割れ」を保証する制度。

建築確認申請
新築や改築の際に必要な申請で、自治体の指定業者が審査を行う制度。

産業廃棄物
事業活動で生じたゴミのうち、指定の20種類の廃棄物に関しては、所定の方法で処分しなければならない制度。

長期優良住宅
日本の認定制度に基づき、耐久・省エネ・維持保全などの基準を満たす住宅。新築・既存(増改築を含む)の計画に対して、設計段階から維持管理までを通しで評価し、自治体の認定を受ける。

フォースター
シックハウス症候群の原因である化学物質「ホルムアルデヒド」の発散等級。正式名称はエフ・フォースターで、F☆☆☆☆と表記され、壁紙、塗料、接着剤などの建材に認定表記されている。

マニフェスト
産業廃棄物の不法投棄を防止する目的で排出事業者が発行する管理伝票の事。

VOC
VOCとは揮発性有機化合物の総称で、大気中に揮発しやすい有機化学物質を指す。建築材料や塗料に含まれ、シックハウス症候群の原因物質の一つ。

ZEH
高断熱化・省エネ設備・創エネ(主に太陽光発電)を組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量の収支を実質ゼロ以下にする住宅のこと。

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