
VOCとは揮発性有機化合物の総称で、大気中に揮発しやすい有機化学物質を指す。建築材料や塗料に含まれ、シックハウス症候群の原因物質の一つ。
詳細
VOC(Volatile Organic Compounds)は常温で揮発しやすい炭化水素系の有機化合物の総称。ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどが代表例で、塗料・接着剤・建材から発生する。室内濃度が高いと健康被害を引き起こすため、建築基準法により使用規制が設けられている。現在は低VOCやVOCフリー製品の開発が進み、環境負荷低減やシックハウス対策の観点から建築業界で重要な評価項目となっている。
シックハウス症候群の原因と物資、 トルエン、キシレンなど200種類以上の成分があり、住宅、家具の塗料や接着剤にも用いられている場合がある。
VOCには以下の14項目がある。
- ホルムアルデヒド アセトアルデヒド
- トルエン
- キシレン
- エチルベンゼン
- スチレン
- パラジクロロベンゼン
- テトラデカン
- クロルピリホス
- フェノブカルブ
- ダイアジノン
- フタル酸ジ―n―ブチル
- フタル酸ジ―2―エチルヘキシル (ノナナール)
※1~6が住宅品確法の測定対象物質
シックハウス 対策としてはVOCの確認、ホルムアルデヒドの基準である フォースター 認定の確認、こまめな換気が必要である。
関連用語
シックハウス症候群 ホルムアルデヒド トルエン 建築基準法 内装